ミーミル

ブラックパンサーのミーミルのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

うおーーー、む、難しい笑
これ、グローバリゼーションは本当に人を幸せにするのか?って話なんだよな。

主人公が死にかけたとき彼岸で父ちゃんのやったことは間違いだ!となじる場面があるけど、民衆もろとも永久にワカンダに引きこもってればみんな幸せじゃん!っていうのもひとつの考え方なんですよね。
ましてや好む好まざるにかかわらず全てが白日の元に晒される現実と違って、ワカンダに関しては超技術で誰にも見つからず暮らすことが可能だし。

でもアメリカで暮らしてる叔父さんは、世界には苦しい思いをしてる人たちが沢山いることを知ってしまって、しかもヴィブラニウムがあれば救えるかもしれないという。
この「知ってしまったらもう見て見ぬふりはできない」って感覚がね……不可逆なんですよね。
それが鎖国して上手くやっていたコミュニティを変えてしまうとしてもね。

映画的な結論はティチャラの国連演説で示されたとおりだと思うけど、これは日本で生活してる人間にも他人事じゃない、かなり普遍的な問題を扱ってると思った。

バトルシーンが結構日本の特撮っぽいと感じたけど、どうなのかな。典型的なハリウッド!って感じとはまた違うような新鮮さを感じた。スーツのビジュアルもちょっと仮面ライダーとかそのへんを連想する感じがある。

アフリカの民族音楽を取り入れたという音楽も新鮮ですね。
激しいアクションでゴリゴリに挿入されるパーカッションが楽しい。
ミーミル

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