豊洲3D/4DXにて鑑賞。面白いんじゃない〜〜〜！
シビルウォーで初登場。マーベルシネマティックユニバースの1キャラとしては、かなり知名度も低く地味な存在。そのハンデを思いっきり覆した面白さよ。
マーベル史上初だった、アフリカを舞台にした黒人ヒーローの映画化ということ。何が面白いかって、アフリカと黒人差別の人類の負の歴史に真っ向から取り組んでいる事！結構デリケートな問題を真摯に取り扱い、その上で正義とはどうあるべきかを説いたマーベルの勇気を誉め称えたい。
たまたま宇宙から飛来したパワーで圧倒的な高度文明を築いてきたアフリカのワカンダ国。その高い技術力の悪用を防ぐため徹底的な鎖国制作を敷いていた。その国王にのみ持つ事が許されるブラックパンサーの力。
でもアフリカでは貧困が続き、世界中で黒人が差別されているのに、ワカンダだけが潤っていて知らんぷりで良いのかい？という疑問を投げかける作品。
今作はワカンダが黒人国家であり当事者として描かれているが、本来は黒人白人東洋人関係なく、前世界共通の問題として捕らえるべき話なのよね。
国の各部族とも戦いの儀式で勝ちブラックパンサーの力を得たティチャラ。
シビルウォーで殺された父親の仇の白人の逮捕に行動するワカンダ一行だが、犯罪グループの仲間の黒人に殺されてしまう。
実はその黒人“キルモンガー”は国王の従姉妹。ブラックパンサーの力を得てワカンダを掌握し世界征服を企む。
キルモンガーはキルモンガーなりの正義心がある事が物語により深みを増してる。
またアフリカの土着的な民族描写と近未来SFの融合も良い感じ。銃を持ってる相手に槍で戦いながら「銃なんてなんて野蛮な…」ってセリフのセンスオブワンダーよ。
サントラもアフリカンパーカッションを多用していたり色々見応えある。
