このレビューはネタバレを含みます
MCUシリーズ初の女性単体ヒーロームービー
これまでのMCU作品とは少し映画の雰囲気を変えて新しい作風な本作は
冒頭からいきなり意味深なシーンから始まり過去の記憶を失なった主人公が本当の自分を取り戻しヒーローへと生まれ変わるというサスペンス調のストーリー展開になっている
前半は布石になるシーンが多く過去の断片的な記憶の映像や観念的なシーンがありやや分かりにくく冗長に感じるが後半に一気に話が展開して盛り上がる
全体としてはアクションもあり、ずっとの構成も良いし面白くはあるのだが
ポリコレを意識し過ぎた設定とキャプテンマーベルというヒーローの魅力が乏しく他のヒーローに比べると印象が薄い感じが否めない
主人公のかつての親友が黒人女性シングルマザーで軍では女性の扱いが悪いとかかなり盛り込み過ぎ❗
同じ女性ヒーローの「ワンダーウーマン」ではそこまでポリコレを感じなかったのでやはりバランスが大事なのだろう
主演のブリー・ラーソンも日本人受けする顔じゃないしDCEUのヒロインにくらべるとやはり色気に乏しいのが勿体ない
(尻が無くて絶望的にボディスーツが映えない)
またヒーロー映画の肝である覚醒シーンもそこに至るまでの主人公の内面の掘り下げや危機的な状況からの逆転といった要素が薄く、カタルシスを感じにくいのも残念だった
主人公よりもCGで若返ったフューリーの方がキャラクターとしては立っていて、普通の人間として騒動に巻き込まれていくリアクションが面白かった
「アベンジャーズ・エンドウォー」前に強引に女性単体ヒーロー映画を挟んだ感が強く、今後続編が成功するかは微妙な気がする
猫が最早SFホラーの域なんですけど❗(笑)しかも存在が謎過ぎる、可愛いけど物語上必須かと言えば?となる