このレビューはネタバレを含みます
最初のスタンリーのシーンで心を掴まれてしまった。
抑圧される能力と抑圧される女性
それらからの解放を
描いたのが時代にあってて上手いなと。
それも説教臭く描くのではなく、
あっさりと描いていたのも印象的でした。
今までのマーベル作品ってレベル0の主人公がレベル10のになるまでを描きますって感じだったから
退屈になることも多かったのだけど
今回の映画は既に主人公が
レベル8ぐらいから始まっており、
レベル8になるまでの過程を
断片的な情報で観客にミステリーとして考えさせるような形で与えていて
他の作品とはストーリー展開の面で全く異なる新たな面白さがありました。
しかもそのミステリーに割く時間も
比較的短いので、バランスもよかった。
そしてなにより抑圧から解放された主人公の強さは
観てて気持ちのいいものがあります。
エンドロール後の繋がりも最高でした。