“THANK YOU, STAN”
オープニング・ロゴの内側に映されたのは、ヒーローたちではなく、様々な”スタン・リー”の姿。
ワイルドな笑みを浮かべ、走馬灯のように駆け巡る彼の姿はあまりにも尊く、思わず涙してしまうほど輝かしい。
追悼の意を込めたトリビュートが流れた時点で、心を掴まれていたのですが、肝心の本編も、なかなか良いものでした。
記憶を取り戻していく中で、ヒーローとして成長していくストーリーや二転三転と転がっていく展開に関しては、そこまで真新しさは無いです。
誰が敵で、誰が味方になるのかということは大体予測できたし、先読みはしやすかったんだけど、きちんとドラマが詰まってました。
映像は美しかったし、演技は皆良かったし、”人を見た目で判断するな”というテーマも、作品の中にしっかりと活かされていたと感じます。
なによりキャラクターが魅力的。
特にキャロルとフューリーの掛け合いは観ていて心地よく、とても愉快でした。
ただ、覚醒後の宇宙での無双は微妙。
最強の言葉がふさわしい彼女の力量を見せたかったのは分かるんだけど、さすがに暴れすぎだし、アベンジャーズのチームバランスが崩壊しそうで、かなり心配です。
あと、1つ疑問だったのが、マスク。
最初は、宇宙空間で呼吸するために被ってると思ってたんだけど、よく見たら鼻の穴と口が塞がってないから、別につけなくてもよくね?って思っちゃいました。
実際、マスクつけずに宇宙空間にいるシーンがあるし…
謎のモヒカンとダサいマスクがどうしても好きになれなくて、ちょっと幻滅しました。
急に横から入ってきた奴に軽々と倒されるようなマネだけはしないでほしい。
トニー、キャップ、ソー、
どうか輝かしい最期を迎えてくれ!
エンドゲームが楽しみです!
ストーリー ★★★★☆
キャラクター ★★★★☆
演技 ★★★★☆
映像 ★★★★★
演出 ★★★★☆
音楽 ★★★★☆