Hope3000

キャプテン・マーベルのHope3000のレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
5.0
≪🎞MCU|時系列で総復習No.2:⚡️≫


※只今、休止中です。



「戦争も、嘘も、私が全て終わらせる」


6年前から自身の記憶がないヴァースは、特別な力を持つスターフォース兵士。日々悪夢に悩まされている。

惑星ハラに住み、仲間と共に闘ってきた。彼女は元から"力"を持っているが、その源は何なのかを知らない。

長官ヨン・ロッグは彼女の友であり、指導役。その力をうまく扱えるように、過去を忘れ感情を抑えて闘う術を教えてきた。

しかし、ヴァースは自分の力を活かして戦争に参加したいと、クリー人を統率する人工知能「スプリーム・インテリジェンス」に願い出る。
それは、自身の尊敬する人物に姿を変える。ヴァースの場合は、悪夢に出てくる白髪の女性。「ハラのために闘え」と伝えられ、戦闘が許可される。

スクラル人に捕えられたクリー人調査員ソー・ラーの救出のため、惑星トルファへ。しかし、スクラル人はソー・ラーに化けており、ヴァースは捕えられてしまう。

スクラル人の船上で、タロスは彼女の頭の中に入り過去の記憶から「座標」を知ろうとしていた。「エネルギー・コア」のありかを捜していたためだ。ヴァースもその映像を見て、例の女性はペガサス所属の「ウェンディ・ローソン」であることを知り、束縛を解く。船を破壊し、逃げるスクラル人を追って地球惑星(C-53)に落下してしまう。

彼女は無事だったが、仲間に連絡しようと公衆電話を使う。そこで、S.H.I.E.L.D.の捜査員である若きフューリーとコールソンに出会う。


S.H.I.E.L.D.がまだあった頃… 後に崩壊することが分かっている前提で見るのは辛い…
フューリーが長官になる前のこと。彼に髪がある…!今更ながら、彼のミドルネームが"ジョセフ"だったのを知りましたw
コールソンも顔が若い!


しかしスクラル人も既に地球に来ており、変装してヴァースを狙っていた。地下鉄に乗り乗客に紛れ込んだスクラル人。車内で取っ組み合いになるも、彼女は途中そのスクラル人を見失ってしまう。


乗客の中にスタン・リーがまたも…!顔を見れて安心と共に悲しみが…涙


フューリーとコールソンも彼女を追うために車を走らせていたが、途中でコールソンが偽者であることが発覚。わざとハンドルを切り事故を起こしたフューリーは、助手席に座っていた男を見て驚愕。彼は宇宙人を初めて目にしたのだ。

生態を調べるためスクラル人の遺体を施設に持ち帰ったフューリー。上官のケラーと言葉を交わしたが、何とそのケラーもスクラル人が化けたもので、「我々の目的は必ず果たす」と遺体に囁くシーンが。


Pancho’s Barでの2人の会話も👍
ペットの名前「ペロたん」
特有の性癖「三角トーストは食べられない」←これが後に引っかかってくる!?


フューリーとヴァースは「ペガサス計画」と「ウェンディ・ローソン」を探るべく、NASAの施設へ。

施設内を移動中、フューリーはある猫を見つけ、名前はグースと言う。
その猫を夢中になって可愛がる様子が、子供のように純粋でかわいい。「かわいいでちゅね〜」ww

資料を探していた2人だが、ローソン博士は既に6年前に飛行機の墜落事故で死亡していたことが分かる。(※ここで、映画設定が1995年と分かる。2000年よりも前とは…!) さらに、彼女はクリー人であることも判明。資料の中の写真にはヴァースも写っていた。報告書を読んだヨン・ロッグからは、ローソン博士は諜報員「マー・ベル」で、戦争のためエネルギー・コアの技術研究をしていたと聞かされる。最後にローソンとヴァースを見たとされ証言が残っている、マリア・ランボーを探すことに。

ケラーが施設に到着。資料室へ向かう途中のエレベーターで、彼はフューリーのことを"ニコラス"と呼ぶ… ケラーに化けたスクラル人がフューリーを襲うが、ヴァースが攻撃。コールソンに遭遇、ヴァースの逮捕命令が出ていたにもかかわらず彼は見逃す。基地にあった飛行機に乗り、脱出。
そこで何と!思いがけない客が。グースが機内にいたのだ。

ルイジアナへ飛びマリアに会いに。彼女にはモニカという娘がいた。
マリアにとって、博士が異星人であることよりも、親友を失って死後を隠蔽されたことが、何よりも辛いことだった。生きていると確信があったのに救えなかった。

モニカは昔のヴァースとの写真を見せ思い出を語ってくれた。その中に形見だと言われるバッヂのようなものの破片があり、"キャロル・ダン◯◯◯"という文字が。

そして、ついにタロスが家に。ペガサスの施設で墜落事故時のブラックボックスに入っていた音声を入手したと告げ、ヴァースたちも聞くことに。

ここで、彼女は過去を思い出す。
ローソン博士と飛行中敵に攻撃され、墜落。ヴァースは無事だったが、博士は瀕死状態。彼女から真の名前は「マー・ベル」と聞き、惑星ハラから来たと告げられる。研究を守ろうとエンジンを破壊しようとするが、クリー人のヨン・ロッグに銃で撃たれてしまう。ヴァースは彼に取られまいと自ら破壊し、そのパワーが体内へと吸収される。力が宿ったのだ。それを見た彼は、彼女を惑星ハラへ連れて帰ることになったのだ。

ヴァースは今までクリー人に騙されてきたことを知り、衝撃を受ける。タロスに「博士はヴァースがスクラル人とコアを捜すことを望んでいた」と話し、彼らが求めているのは安らぎだった。自分は何者なのかを問うと、マリアが答えた。本当の名前は、キャロル・ダンヴァース。
「命懸けで正しいことをした」
「親友」
「支えてくれた相棒」
「賢くて冗談好き」
「誰よりも強い人」……おかえり
ハグを交わし心温まる歓迎。

タロス曰く、キャロルにはコアと同じエネルギーを検知したと。マー・ベルのラボの座標… いや正しくは「状態ベクトル」だった!ー物理学から軌道上の位置と速度、墜落時のコースを調べる。


小さなことだが、この時のフューリーの手元を見てもらいたい。
ちゃんと「四角い」トーストを食べている。口に含めながら話すところ、何気に好きw


キャロルはマリアに副操縦士を頼み、一度は依頼を断っていたマリアは「いいお手本を見せてくれ」とモニカからの説得で飛ぶことを決意。
飛行機を宇宙飛行用に改造、モニカにジャケットを預かってもらい、スーツをイメチェンしていざ!
このスーツがめちゃめちゃカッコいい!✨ "アメリカ空軍"的デザイン。赤と濃い目の青と比較的シンプルだが、赤色で強さ、青色で誠実さを表し、胸元には金色の星。スタイリッシュに。

ヨン・ロッグが追ってくるが、時既に遅し。キャロルたちはもう宇宙へ発っていた。

クリーの船、ラボに到着。コアを見つける。4次元キューブの登場!!
え… キャロル、普通にキューブ持てちゃってるけどww

やはり、スクラル人は敵ではなかった。家族と再会。船に乗っていた他のスクラル人は信号を出さず、クリー人から隠れていた。彼らは「安らぎ」が欲しかっただけだった。このことを、ここでキャロルは初めて知った。

いよいよ、クリー人が船に侵入してきた。キャロル他、スクラル人やフューリーたちも捕われた。

キャロルは装置につながれ再び「スプリーム・インテリジェンス」へ。
彼女はクリー人ではなく、人間であることに目覚める。束縛を解き自由を手にしついに力を解放する。

キャロルはフューリーたちにスクラル人と共に脱出を促し、彼女はクリー人と決着をつけに。
グースが正体を表す。何とも恐ろしい姿…!外見は猫、中身はタコ。4次元キューブをグースの腹の中に保管。フューリーはあまりの衝撃でグースを抱えた手を離してしまうw グースは敵を全て丸呑み。

クリー人に化けたスクラル人がフューリーたちを飛行機に導き、脱出を促す。ミン・エルヴァがその後を追ってくる。だが、マリアの巧みな操縦と攻撃で飛行機を爆破。

一方のキャロル。次々と倒していくが、ヨン・ロッグがしぶとい。彼も飛行機で4次元キューブを持つフューリーたちを追おうとするが、キャロルも後を追う。彼女は空中に飛ばされてしまうが、力が目覚め空中を素早く飛行。ロッグの飛行機を落とし、ロナンの放つ弾道ミサイルを全て破壊。船も粉々に。これが潔くて気持ちが良い!

ロッグのもとへ戻り、”Tell the Supreme Intelligence that I’m coming to end it. The war, the lies, all of it.”と「スプリーム・インテリジェンス」に伝えるように伝言を残し、強制送還する。

その頃フューリーたちも全てが終わり、皆安心していた。グースの正体を知ったフューリーは「食べないでくれよ」と思っていたが、代わりに目元を引っかかれてしまう。これで、彼の左目は失明することになってしまう。


『ウィンター・ソルジャー』での「この目は信頼していた者に奪われた」を思い出します… 人じゃないただの猫じゃないかー!笑 「猫に引っかかれた」なんて今更言えないもんなww


戦いが終わり、キャロルはマー・ベルの遺志を引き継ぐため、スクラル人が安住できるための星を探す旅に出ることを決めたキャロル。フューリーに通信範囲を銀河系の2倍にアップデータしたと、ポケベルを渡す。「緊急時のみ連絡して」
モニカからジャケットを預かり、宇宙へ旅立っていった…

フューリーは宇宙の脅威を防ぐため、ヒーローの結成をすべきだと考える。彼は最後、キャロルが写る写真の中の、飛行機に記されていたCAP. CAROL "AVENGER" DANVERSという文字を目にする。そこから、「プロテクター計画」の表記を「アベンジャーズ計画」と変更。

『エンドゲーム』の前のシーン、『インフィニティー・ウォー』でフューリーが使ったポケベルが登場。
そして!キャプテン・マーベルが地球に!

4次元キューブは無事、S.H.I.E.L.D.に保管される。
でも、グースの腹の中から出てきたことを考えると嫌だなぁ。。笑




個人的に、女性のヒーローの中で最強なのは2人いると思います。

人間×異星人 宇宙を守るキャプテン・マーベル
神話に基づく 陸を守るワンダー・ウーマン

あと、キャプテン・マーベルの髪型は、『エンド・ゲーム』の時のショートカットの方が好きです。コミックとそっくりです!


世界のヒーロー、アベンジャーズ結成につながる本作。MCUにおいて重要な位置にある映画です。


次は『アイアンマン』です!




◎注目ポイント
・オープニング:
マーベル創始者スタン・リーの映像+立体ロゴ(最新版!)
壮大なオープニングテーマ
そして… "THANK YOU STAN"

彼がカメオ出演するのも、本作が最後…涙
偉大なるスタン・リー、MARVELを生んでくれてありがとう。


・曲テーマ:Pinar Toprak
[代表曲]
“Captain Marvel“
↪︎テーマ曲

“I’m All Fired Up”
↪︎キャロルが目覚めるシーンで使われる。「スプリーム・インテリジェンス」の拘束を破り一撃で敵を倒すところはスッキリするし、目が白く輝き全身に光を帯びた姿は正に「炎」のよう。

“Only Happy When It Rains”(by Garbage)
↪︎"借りた"バイクでPancho's Barに向かうアメリカらしいシーン。アメリカの大平野を風を切って走る様子は清々しい。アメリカ好きの心をくすぐる。



※MCU movies chronological order (時系列順)
『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』”Captain America: The First Avenger”
『キャプテン・マーベル』”Captain Marvel”👈
『アイアンマン』”Iron Man”
『アイアンマン2』”Iron Man2”
『マイティー・ソー』”Mighty Thor”
『インクレディブル・ハルク』”The Incredible Hulk”
『アベンジャーズ』”Avengers”
『アイアンマン3』”Iron Man3”
『マイティー・ソー:ダークワールド』”Mighty Thor: Dark World”
『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』”Captain America: The Winter Soldier”
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』”Guardians of Galaxy”
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』”Guardians of Galaxy: Remix”
『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』”Avengers: Age of Ultron”
『アントマン』”Ant Man”
『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』”Civil War: Captain America”
『ブラック・パンサー』”Black Panther”
『スパイダーマン:ホーム・カミング』”Spider-Man: Home Coming”
『アントマン&ワスプ』”Ant Man & Wasp”
『ドクター・ストレンジ』”Doctor Strange”
『マイティー・ソー:バトル・ロイヤル』”Mighty Thor: Ragnarok”
『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』”Avengers: Infinity War”
『アベンジャーズ:エンド・ゲーム』”Avengers: End Game”
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』”Spider-Man: Far From Home”

◎FILMAGAにも載っていました!
「マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズどの順番で観る?公開順&時系列順で全23作品を紹介」(2020.4.1.)という記事です。




🗓️鑑賞日記録
1回目 2019/3/20 at 映画館
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