しゅんまつもと

アベンジャーズ/エンドゲームのしゅんまつもとのレビュー・感想・評価

5.0
ネタバレしてないっす。

「アイアンマン」から足掛け11年。個々の作品に関しては思い入れの差はあれど、MCUとしての1つの世界をこんなに熱を持って見続けるとは自分でも思わなかった。そして、その1つの結末を見届けることができることを冗談でもなんでもなく、奇跡なんじゃないかと思ってる。
例えば自分がもう少し若かったら、この世界を斜めに見てたかもしれないし、もう少し老いていたらこんなに熱狂することもないかもしれない。今だから、なのだと思う。すごいことですよ。今なら間に合う。その足で映画館に行きましょう。ね。

無論、内容にはまったく触れないつもりで感想を書くつもりです。
なのでひとつだけ。「インフィニティウォー」を見た後に、どうやったらあのサノスに勝てるねん…と頭を悩ませたりもしたけど、それよりもこの「エンドゲーム」に期待していたのは、この10年ヒーローを描いてきたマーベルが、サノスとの決着にどんな答えを提示してくれるのかだった。
強い技を覚えたから勝った、強い仲間が出来たから勝った、とかそういうこと以外の答え。ヒーローがヒーローとしてこの世界に存在する意義。みたいなもの。
おれはこの映画にはそれがあったと思う。だからそのシーンを見てる瞬間こそ、いちばん涙が溢れてしまった。本当に、追い続けて良かったと思った。それについてはコメント欄で。

点数についてはもう振り切れてるのでもう気にしてない。入場前ロビーの興奮感、上映前のカウントダウン、タイトルバックの拍手と歓声、あるシーンでの拍手、笑い声、鼻をすする音、エンドロールでの拍手。そういう映画体験も映画の評価に入れてもいいと自分は思う。
もちろん、作品としての出来もこれ以上ないと思います。娯楽映画として確実に1つの到達点。

復習に関しては、したらしただけ面白いし、しなくてももちろん楽しめる。
最低限押さえておきたいのは、「アイアンマン1」「キャプテンアメリカ1」「ソー1」「アベンジャーズ1 」「キャプテンアメリカ2」「ガーディアンズ1」「インフィニティウォー」かな。

あと3000回は見ます。