しゅんまつもと

瞳をとじてのしゅんまつもとのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.0
正直開始一時間くらいかなりうとうとしてしまったのだけどそれ以降、編集のテンポとカメラの位置、なにより古典的でありそうでなんとも無軌道なストーリーにかなり食い入った。約3時間という尺がかなり効果的で、最後の1時間くらいは変な領域に運ばれている気分になった。この気分のことはまだ言語化できない。でも他の映画では体験したことない感覚。
特に、その終盤にスクリーンを通して映画の中とこちらが鏡合わせになるような瞬間があってその凄さは何度も思い出してしまう。
つまりそれは"映画"という装置のことを考えてしまうということでもある。