これまでの作品も、この作品も、この先の作品も「また観たくなる」。
(何を書いてもネタバレになるので、ならない程度のことを)
11年続くMCUシリーズ。これまでの21作品を欠くことなく、すべてを観ずにはいられない作りをした今作(22作目)に賞賛を。
次回作がつい見たくなるようなドラマ的な手法を各作品に散りばめ、その際たるは毎度エンドロール後に流れる伏線を孕んだ映像に帰結してきた。
これまでの作品を含め、エンドロールの最後の最後まで席を立たせないその手法は、何より素晴らしい。人をワクワクさせる映画こそ正しい。
今作の3時間は長い。それでも席を立ちたくない。最後まで、エンドゲームまで、エンドロールまで、ひとつも見逃したくない。それが鑑賞時の気持ち。
未だかつてない(11年も続く)映画を、いつのまにかアイドルを追いかけるファンのようにして、リアルタイムで追えたことはとても良かった。