【遂に言ってくれた!「AVENGERS! Assemble.」】
観たのはもう2ヶ月ぐらい前かな。
興奮が冷め止まないのと、アバターを抜いて全世界歴代興行収入1位を獲得した記念に喋りたいと思い、本日初登録&初レビューです。
喋りたいことが山ほどあるけど、頑張ってまとめます!笑
基本的な起承転結はあるにしろ、起と承は前作のインフィニティウォー(以下、IW)で描いてて、この映画は転と結を描いてるといった印象。
それゆえに、IW以前を観てない人はガン無視な内容。
発表当初はIW PART1、PART2だったからね笑
なので、エンドゲームを観たい方は絶対にIWは観ないとダメっす!!
てか、MCU作品を全部観てください!!!
⚠️ここからはネタバレ込み!!⚠️
好きだったところと好きでなかったところで分けて書いていこうと思います。(あくまで、個人的な意見ですので、悪しからず。)
《好きだったところ👍》
◉オープニングの絶望感
クリントを残して家族全員が消えてしまうシーンから始まるオープニング。
ほんの数秒前まで家族と安らかな時間をすごしていたクリントの何が起きたかわからずに家族の名前を呼び続ける姿に初っぱなから涙が出そうになりました。
これはあんまりだよ。
◉サノスが開始15分で退場とアベンジャーズの完敗
これには驚かされました。
アベンジャーズ御一行がMシップかっ飛ばして向かった星で仕事を終えたサノスはまさかの農家デビュー笑
晩御飯を作ってたサノスのことなんかガン無視で猛攻撃の御一行。
使命を終え、インフィニティストーンを全て破壊してボロボロになってしまってたサノスに待ち受けていたのはなんとも呆気ない死でした。
IWでも思いましたが、サノスは綺麗な目をしてるんですよね。
やってることも彼の思想も凶悪で、とても受け入れられるものではないんだけど、彼には全ての全宇宙を背負った覚悟があったし、自分の正義に嘘はない。
だからこそのあの目なんでしょうか。
それに対してサノスの首に斧を振り落とすことしかできなかったソー。
IWでの主人公はサノスとソーだと僕は思っていますが、これはソーの完全敗北ですよね。
復讐では大義には勝てなかかった。
サノスを殺した直後の絶望感は観ていてキツかったです。
アベンジャーズ、完全敗北か。。。
ここのクリス・ヘムズワースの演技は素晴らしかった。
あと、サノスは全くCGには見えなかった。
◉5年後の世界とスティーブ&ナターシャ
5年経っても世界は良くなるどころか、むしろ荒廃の一途を辿っていた。
北斗の拳とか、MADMAXが好きな僕からすると、あの世紀末感はGOODでした。
5年後のスティーブとナターシャの掛け合いのシーンがあったんだけど、あそこのシーンが好き。
『キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャー』がMCU作品で一番好きなんだけど、二人の絆がうまく表現されていた気がする。
本当に5年経ってるって感じて、世界観にグッと引き込まれたのは間違いなくクリス・エヴァンスとスカーレット・ヨハンソンの演技のおかげです。
唯一の家族を失ってしまって一気に老け込んでしまったナターシャの喪失感と怠惰感と涙ぐんだ表情にに涙してしまった。
対するスティーブはもう前を向いている。
シビルウォーでワンダにかけた「僕たちの仕事は人々を救うこと。しかし、全員は無理だ。それを受け入れないと、明日救うべき人を救えなくなる。」
という言葉の意味がここでより理解できた。
スティーブの信念に生きる強さを説明的でなく表現していたように思う。
本当に素晴らしかった。
◉「On your left.」「AVENGERS! Assemble.」
随分と飛びますが、ここが一番好きだったシーン!!
遂にキャップが言ってくれた!!!待ってました!!!
サノスの大群が押し寄せてきて、一人立ち上がるキャップ。
そこで聞こえてきたのが、サムの「On your left.」
ここが本当に素晴らしかった。
そこから、ワカンダ軍、タイタン星の御一行、魔術師たち、アスガルドの戦士、ラヴェジャーズとみんなが集結して、キャップの
「AVENGERS! Assemble.」
鳥肌と涙でどうしていいか分からなくなっちゃいました。
最高にカッコいいシーンです。
◉女性ヒーロー集結
近年、男女差別や人種差別が世界で大きな問題になっていて、それが映画にも影響している。
自分が生まれた国的にも、性格的にも全く差別の意識がない。
だから最近の映画全体がこの問題に対してシビアになってしまっている時代なだけに、映画を観てると違和感を感じて現実に引き戻されてしまう時がある。
最後の戦闘シーンでスパイディがガントレットを運んでるシーンね。
ドーーーーン!!!とキャプテンマーベルが登場して、女性ヒーローたちが集結するシーンは鳥肌が立ちましたね。
今後のMARVELは女性が引っ張っていくんだな。
MARVELにはこんなかっこいい女性ヒーローがたくさんいるんだって改めて思った。
あそこのキャプテンマーベル、かっこよすぎだろ。
個人的にはオコエ好きっすね。超かっこいい。
そんな時代のこともよく考えて作り込んでいて、なおかつしっかり違和感を感じさせずかっこ良く落とし込むMARVELは流石だわ。
◉キャプテンアメリカの継承
タイムトラベルで回収してきたインフィニティストーンをスティーブが元の場所に戻して帰還するシーン。
しかし、スティーブは元に戻ることはなかった。
そこにひょこっと現れたのはなんと、おじいちゃんになったスティーブじゃありませんか!!
「自分の人生を生きてみたいと思ったんだ。トニーが言っていたように。」
このセリフがもう、素晴らしすぎた。
盾をサムに渡すシーンは泣いてしまいました。
「キャプテンアメリカ」はサムに引き継がれたんだ。
その大きな責任を前に喜びと不安、責任感、覚悟で涙していたアンソニー・マッキーの演技が素晴らしかった。
最後にスティーブとペギーがダンスをしているシーンで流れる「It's been a long long time」
自分の信念と正義に生きた彼が最後に選んだのは自分の人生と愛する人との長年果たせなかった約束。
これは、スティーブの正義。
スティーブ、本当にありがとう。
《好きではなかったところ👎》
基本的には全部好きだったんだけど、あれって思ったシーンと、ショッキングだったシーンを挙げます。
◉宇宙旅行
トニーとネビュラが二人で宇宙をさまよってるシーン。
もうダメかもと思った時にやってきたのはキャプテンマーベル!!
ちょっと展開急すぎね?笑
希望に満ち溢れたシーンではあったんだけど、ちょっと笑っちゃいました。
◉あらっ。。。できちゃった。。。
スコットの珍案から無理だろと思いながらも夜中にカチカチやってたら、あらっ。。。できちゃった。。。タイムマシーン。。。
ちょっと展開急すぎね?笑
映画の尺の問題だと思うけど、なんかもうちょい欲しかったかな笑
◉時間旅行
アベンジャーズのみんなが各々その時間に向かって必要な石を回収するシーン。
過去の作品の裏でこんなことがあったんだ!!って楽しく観れたシーンだったんだけど、タイムパラドックス的なのはどうなるん???
てか、ロキがキューブ持って逃げちゃったし。。。
ハイスピードだったから、よく仕組みがわからなかった。
また見返そう。。。
◉ナターシャの死
物語の上では必要な犠牲だったのかもしれない。
これはあくまで映画だから。
でも、大好きなキャラクターが死んでしまうのは本当に悲しいことなんです。
ナターシャの死は割り振られた場所から考えて予想がついちゃったんだけど、それでも、本当にショックだった。
頼むから生き返ってくれ、ナターシャ。
唯一の家族であるアベンジャーズの仲間たちを守るための決断。
タイムトラベル前のみんなで帰りましょうって言葉が突き刺さる。
涙なしでは見れなかった。
これは、あんまりだ。
◉「I am IRONMAN.」
トニーの決死の覚悟の指パッチンは素晴らしいシーンだった。
でも、トニーにしかできなかったの??ってどうしても思ってしまう。
キャプテンマーベルとか強いんだし、やればよかったじゃんって。
でも、これはトニーにしかできなかったんだと思う。
アイアンマンとして10年戦い続けたトニーは賢く、強い責任感とたくさんの人を愛してるが故に、ずっと孤独でいることを選んでしまってたんじゃないかな。
5年の歳月が経ってそんなトニーも結婚もして、娘も生まれて。
彼にとってとても大きな変化だったと思う。
愛する人、守るべき人、そんな人たちが生きる地球、宇宙。
アベンジャーズのメンバーや弟子でもあるピーターもそう。
トニーには守るべき人が多すぎた。
あの決死の指パッチンはその全てを守るための唯一の方法だったんだと思う。
エイジオブウルトロンでフューリーが言ってた「怖いのは君一人が生き残ることだろう?」の言葉の意味がやっとわかった。
「I am IRONMAN.」
彼はアイアンマンとして、ヒーローとして全宇宙を守って、旅立っていった。
この言葉にトニーの全てが込められていたように思う。
素晴らしいシーンだけど、トニーが死んでしまうのは嫌だったから、好きじゃないに入れてしまいました。
予想通り長くなってしまいましたが、これだけ熱く、感情移入できて、世界観に入り込んでしまうほど愛してる映画はなかなかないですよ。
本当に。
もっとたくさん好きなところは挙げたかったし、物足りないけど、特に大好きなところと、好きじゃないシーンで纏めてみました。
評価は4.5!!
理由は好きじゃないところの割合が0.5だったからかな。
それ以外はほぼ文句なしの映画です。
この映画のテーマは「継承」だと自分は感じる。
僕にとってMCU作品は2008年の「アイアンマン」からずっと映画館に足を運んで、観続けてきた思い入れの深いシリーズです。
観終わって思ったことは、
「あ、これは俺たちMCUファンに送られたプレゼントだったんだ。。。」
でした。
「11年間観続けてくれてありがとう」というMARVEL STUDIOからのメッセージを僕は勝手に受け取りました!笑
「いやいや、こちらこそ、11年間本当にありがとう。」ですよ!
これからも素晴らしいヒーロー映画をよろしくお願いします!
僕はずっと追いかけ続けますから。