さす池

アベンジャーズ/エンドゲームのさす池のレビュー・感想・評価

3.0
DCカルテルかと思った、ちょっと。
マーベル作品は全部観ているし、アベンジャーズシリーズが終わっちゃう‼︎と思って観る前が1番泣きそうな心持ちで観に行ったんですが、正直私は全然好きでは無かった。タイムトラベルとか、パラドックスとか、ループとか兎に角そっち系が苦手だからです。前作までの設定や話を「無かったことにする」のが嫌だから。
まぁ、それはさておき・・・。

本作、まずソーをあんなグデグデにする意味が分からなかった。あれが彼のありのままだと言われても。酒飲んで髪の毛とヒゲは汚らしくてでも自分の力は振りかざすタチの悪いデブにしか。
あと、指パッチン後のサノスとの決戦・・・よりも前に、復活したキャラ達を個々にクローズアップして少し見せて欲しかった。アクションシーンの物足りなさ半端ない。
戦争の時に皆小さくちょろちょろっと出てくるだけで相当寂しかった。Dr.ストレンジなんて結構重要な役どころっぽく思わせてくれたのに空気じゃんよ。もうちょっと色々喋ってくれ〜(´;ω;`)うぉぉ・・・
話の展開の中で歴代作品を色々魅せてくれるのはとても面白かったんだけど、ああやって今の彼らが当時の作品に出てきちゃって干渉してて、当時のストーリーが崩れるのではって思わされて私は嫌だった。ここは最初に書いた、タイムほにゃらら系が嫌だという個人的な思い。

タイトルがどういう意味かというと、あっちはあっちでスーパーマンの死があって相当衝撃だったけど、DCが彼を殺すならば宜しいこちらも主役級を・・・というカルテル風に思ってしまって。w

スタークは今回感動的なシーンが多くて、彼の死のシーンはこれまでのアイアンマンとしてのスタークの成長を思い出させられてめちゃくちゃに泣けた。
キャップは最後に衝撃的な事をやってのけたけど、それ渡す相手そいつか?バッキーじゃねーの?っていうか盾を渡しちゃうなんて、誰よりも適任なはずのあなたはもう世界守るのは周りに押し付けておしまいですか?散々「何を犠牲にしても」とかいう精神を重んじてたのに、自分の人生を犠牲にするのは出来ないんだね。もう、本当に最高に残念でした。

面白いなって思うところもあった。
でも、足りないなぁとか、こんな風にしちゃうんだ、って思う事の方が遥かに大きくて、マーベルに対する感謝だけで4.5とか5.0とか付けられないです。
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