このレビューはネタバレを含みます
最後まで追い続けて良かった作品。
ヒーローとしての自己犠牲精神、ヒーローものでも必ずしもハッピーエンドで終わる訳では無い事を痛感させられる。
個人的にはトニーとハワードが交えた「大義の為に個人の幸福を犠牲にする事は虚しい」という台詞は父と科学者の狭間にいるハワードの葛藤が込められたように思えるし、「生まれてくる子の為ならなんでもしたい」という言葉で厳しくも自分の事を愛してくれていた事を知ったトニーの心情を思うと泣ける。
他にも2012年のNYに行くシーンや2013年のアスガルドに行くシーンなど往来のファンには堪らないシーンもあり、まさか再びスクリーンでNYのシーンが観られるとは思わず感慨深い。
最後にペギーのダンスで締めるのもスティーブ・ロジャースとしての人生を歩んだキャプテンアメリカの終着点に相応しい締め方だった。
まだまだ未公開のシーンが沢山あるらしいので日の目を見る事に期待。