taka

トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間でのtakaのレビュー・感想・評価

3.8
砂漠のブルース
自由のためにギターで戦う

トゥアレグ族は迫害と抵抗の歴史
西アフリカの5つの国に散らばることに
本来は遊牧民だが自由もままならず、貧しい若者はカダフィ政権時にリビアで軍事訓練を受けた
トゥーマストのムーサもその一人

長きに渡ったフランス占領の影響が大きかったにもかかわらず、フランス公演から始まったのは皮肉
映画は彼の故郷ニジェール〜マリなどを行き来
ニジェールは反体制を煽るとして音楽そのものが違法なのだという
とにかく問題が山積みで反体制メッセージが尽きない

ライブ時、客がナタを振り回すのは怖かった・・
民族舞踏からして剣を振り回していたが


音楽性はブルースロック
ブルース特有のストーナー感より、アフリカのリズムによるトランス色が強い
当然レゲエとの相性も良く、素晴らしいレゲエ曲も存在
イスラム教ながら女性が多く活躍していたのも喜ばしい


宜しければコメント欄もぜひ
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