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スポットライト 世紀のスクープのkuuのレビュー・感想・評価

4.1
『スポットライト 世紀のスクープ』
原題Spotlight.
映倫区分G.
製作年2015年。上映時間128分。

新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、トム・マッカーシー監督が映画化。
2002年、米国の新聞『ボストン・グローブ』が、『SPOTLIGHT』と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。
社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した米国作品。
マイケル・キートン(余談ながら本物のウォルター・ロビンソンは、マイケル・キートンについて『鏡の中の自分を見ているようだが、鏡のイメージをコントロールできない』と云ってるそうです言っています。)ほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。

2002年、ウォルター(マイケル・キートン)やマイク(マーク・ラファロ)たちのチームは、『The Boston Globe』で連載コーナーを担当していた。
ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだったが。。。

チョイ古いデータですが、2003年5月12日に発表されたスイスの神父に関する調査てのがあり、
50%の聖職者が愛人を持っていたことが明らかになった。
これは2002年に発表されたボストン・グローブ紙のスポットライト・チームによる報告と同様。
また、南アフリカの社会学者ビクター・コッツェ神父が1991年に自国のカトリック司祭を調査したところ、45%が性的にイヤらしい活動していたことがわかり、この調査じゃ、性的に😤活発😤な神父の53%が成人女性と、
21%が成人男性😱と、
14%が未成年の少年😰と、
12%が未成年の少女😭とセックスをしていた。
これらの統計は、誰も数字の現実性に異議を唱えることなく、記念碑的な議論を引き起こし、世界中の平均的な傾向として、
現役神父の95%が自慰行為をしシュッシュ、
7%が未成年者と性的関係を持ち😖、
26%が『未成年者への愛着』を持ち😡、
60%が異性関係を持ち🙉、
20%が同性関係を持っていると結論づけてる。
カトリックの聖職者のうち、合法的に『独身』であるのは50%。うちぃ嫌やぁ~

今じゃ、パーセンテージまでは知らなくても聖職者の中にはイヤらしいヤツが潜んでるのを多くの人が知ってます。 
勿論、多くのあらゆる宗教の聖職者は一生懸命勤められてんのも知ってるが。
坊主(聖職者)に教師、それに大臣はそりゃもう、清廉潔白な人物ってイメージは今や失墜。
逆に清廉潔白なお大尽に坊主、それに先生なんか稀になってきてるんは、ホント周知の事実と化してきてる。
応援してまっせ!
清廉潔白聖職者さんたちぃ。
憧れれる先生たちぃ。
地獄には銭持ってけないしせっせとシコタマ銭懐にいれんと民衆に還元してくれお大尽。
少し前には、ほとんどの人が何となく分かっとるくらいで、ホンマ、今はそうではなく、聖職者にもボンクラが居ることを白日にさらしてくれてんのは、ある意味清々します(失礼な言葉かも知れませんが🙇)ザマーみろ因果応報や。
日本でもやりたい放題坊主が多いし、イカれ聖職者の性食器を白日に晒す、日本版『禿げスポットライト』作ってくれへんかなぁ。
ハゲだけに映画は滑りそうやけど。
よっぽど檀家さんたちの方が敬虔やわ。
冗談(悪態)はさておき、
今作品は、語られるのが苦痛やけど、それでも語られなければならない物語の一つなんじゃないかな。
また、嫌なことを思い出させ、強調させ、過去のものである。
今作品は、献身的な調査報道への回帰でもあるかな。
日本国の報道従事者よ見習え!
立ち上がれ。
ゴシップばかり追うな文春砲。
(袋とじは気になりますが🙇)
説得力のあるキャストが、聖職者による凶悪犯罪の隠蔽に関わっていたという、今ではよく知られている事実を、驚くべき形で再現すっために、彼らの中にいる捕食者を見て見ぬふりをする者への警笛、神からのインスピレーションを得て参加しているように感じた。
勿論、この掩蔽は、おぞましい犯罪やし、傲慢で強力なカトリック教会による大胆な権力の乱用と同じくらい恐ろしいものです。
今作品のような題材を、映画で表現するのはとても難しいことやから、反発を招かないようにストーリーを正確に伝えなければならない一方で、感情を誘導するために原作の重さに頼らないようにしなきゃならんし、それはホンマ難しいやったと思う。
でも不可能なことやない、まだ弱いって云う人はいても。
なぜなら、今作品は、ほとんどすべてのことをうまくやってると感じましたし、メチャクチャ巧みなアンサンブルキャストの演技は驚異的でした。
素晴らしい演技やったしシャレじゃなく、誰もがスポットライトを浴びてたように感じました。
また、トム・マッカーシー監督の演出は巧いなぁってのに尽きる。
シーンとシーンの間を完璧に織り交ぜ、画面を無駄にしてなかったし、また、巧いなぁって感じたんは、決してカソリック嫌いのキーキー騒ぎじゃなく、間違いなくそうなってもおかしくない内容やのに、作中のいくつかの場面では、スポットライトのチームでさえ、この作品の過程で多くの間違いを犯したことが示してる。
けど、そないなとこも含め巧みに演出されてました。
誰が主役というわけではなく、製作チーム全体が評価されるべきだと思うかな。
スポットライトは並外れた作品やと思います。
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