実話をもとにした話。
カトリック教会の神父(多数存在)による信者(貧困家庭の子どもなど社会的弱者)への性的虐待を新聞記者たちが暴くストーリー。
新聞記者たちの聞き込みや資料調査により、観る者も共に事実を知って行く形になる。
再現シーンによる煽りや衝撃映像などは一切無く、淡々と「事実」だけを伝えようとしていてそれが逆に心の底にガツっと刻み込まれる感があった。
何故被害者がおどおどと隠れるように生き、加害者が立派な人物として堂々と生きるのか。
現実世界でこの記事が世に出た事は、ほんの少しでも救いだったと思いたい。