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スポットライト 世紀のスクープのtotoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

物語は淡々と進んでいくんだけど、真相に迫っていく中での記者たちの必死さや熱意が良い。
被害者の1人が自分のことを"生存者"と言ったのが印象的だった。
神のような存在で、信仰していたのに裏切られ、拠り所もなくなってしまう。
大人になった今でも、しかももう結婚して幸せだったりする男性でも、当時の事を思い出すだけで泣けて話せなくなってしまうくらいの出来事。
立場を利用した最低な行為。

真相に迫っていく中で、
"運が良かっただけで、自分だったかもしれなかった"と気づいたとき、私も胸が苦しくなった。
隠蔽がさらなる被害者をうんで、それがずっと続いている事実に本当に腹が立った。
信者の多い地域でこの記事を出すのはかなりの覚悟と勇気がいる事。
やっとのことで記事を出した翌日、記事を見た他の被害者たちからの鳴り止まない電話のシーンで終わるのに胸を打たれたけど、エンドロールでゾッとしてしまった。
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