つぐみ

スポットライト 世紀のスクープのつぐみのレビュー・感想・評価

4.6
見る者の想像に任せるとか、解釈はご自由に、みたいな逃げ場を作った作品が多い中、久しぶりに正面切った誠実で実直で硬派で骨太な良いものを見させてもらった気がする。作品賞ばんざーい!!

実際の事件についてはよく知らないし(スリーパーズは少年院での虐待だったけどやはり聖職ってああいう感じなのか)、キリスト教の絶対性に驚いたんだけど(ボストンはカトリックが強いんだそうで)、曲がりなりにも書くことを生業とさせてもらってる身からすると、ジャーナリストの地道で泥臭いまでの仕事ぶりに頭がさがるというか、気を引き締めたくなる作品でした。

10年ちょっと前な程度なのにPCやテレビが液晶分厚くてモッサリしてるので(エクセルのバージョンも古かったねw)、もっと前の時代なのかと思ってしまうところもあり、ITの台頭って本当に「ゼロ年代」の産物なんだなあ。
つぐみ

つぐみ