ユージーン

スポットライト 世紀のスクープのユージーンのレビュー・感想・評価

3.8
あらすじ(要約練習):世界三大宗教とも言われるキリスト教。その水面下ではカトリック教会の聖職者である神父の一部が無垢で敬虔な子どもたちの精神を利用し、まさに心的凌辱とも言える狡猾な手段で性的虐待を繰り返していた。しかし教会側はこれらを黙認。宗教がらみともなり、みな知らぬ存ぜぬとタブー視する扱いであった。そんな中、人事異動に伴いとある新聞社がこの悪質な問題に目を向ける。次第に明るみになる真相、浮き彫りとなった現実に一同は絶句する。敢えて触れられなかった禁忌に踏み込む、勇気と強さを持った記者たちの映画。(無駄が多い)

“Pray(祈り)ではなくPlay(餌食)”


 まさにドラマチックな展開で、終局に向け勢いを増し、脚色を含んでいるであろうがしかし壮大な結末に、単純ながら心動かされるものがあった。
 新聞記者として、複数人がプロフェッショナルな働きで各々情報を集める。カットを利用して淡々とテンポよく映し出す映像は観ていて心地よかったし、映画には向いているテーマなんじゃないだろうか。
 問題が明るみになるにつれ、その事実を知った編集部の面々が絶句するシーンは生々しくてよかった。
 しかし音楽とおしゃれな画面演出は劇場の豪華な音響やスクリーンがあってこそより活きるものだが、映像美の求められる作品ではないので自宅のテレビやらパソコンによる視聴で十分だ。敷居としては「ネットフリックス」向け作品と思える。



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失礼ながら、ながら見鑑賞のため見逃しているのかもしれないが、新編集長がユダヤ人であることにきっと意味があるのだろうが、それがなにかわからない。
また、なぜ彼が突然、この神父による児童性的虐待問題を取り上げたのか…読解しきれていないところだ。