ツノメドリユージーン

スポットライト 世紀のスクープのツノメドリユージーンのレビュー・感想・評価

4.0
大統領の陰謀とかこの手の映画は大好き。
教会が、問題のある神父を臭い物に蓋をするようにただ、違う場所に送り込むだけ。枢機卿も教会の権威にしがみつき、信仰など忘れてしまうのだろうか。神父に心の傷があるのならちゃんとケアすべきだし、それ以上に被害者に対して責任を取るべきだろう。子どもに対する性的虐待のひどいところは、本人が何が起こったか判らないところで時間がたって判ることが多いと思う。成長したころには、証拠もなく虚言だとか忘れなさいとか言われやすく、二次被害を受けるところにある。
映画の中で、記者たちがよりどころになっていた教会や信仰に絶望感を持たざるを得ない『真実を知ってしまった苦悩』が描かれたシーンが特に印象に残った。