ヴぇる

スポットライト 世紀のスクープのヴぇるのレビュー・感想・評価

4.4
2016年の「レヴェナント」を抑えてのアカデミー作品賞は納得の出来でありこれ以外に有り得ない。

新聞社の小さなチームが強大すぎる相手に向かっていくという形だが、我々日本人には理解しようとも難しい宗教が相手だ。
記事を作成し、世に送り出したこのチームには最高の賛辞を送りたい。

さて内容だが、カメラワーク、脚本、演者が完璧に作用している。終始緊迫する内容であるため、途中でダレル作品をいくつも見てきたが、次々に明るみになっていく問題の差し込み方が絶妙であり、場面が展開する度に引き込まれていく。

事件の内容には私が論じようとも体験が遠くかけ離れているため(宗教も虐待も)ここには触ることはしない。
が、言葉では言い表せないほど重大な事件であり、アメリカ本土を揺るがす1本として衝撃的な作品を視聴したというこの体験ははずっと残るだろうと思う。

この映画、そして記事に携わった方々には最大の賛辞を。
ヴぇる

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