トリ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のトリのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーな世界観、CGによる魔法の臨場感、魔法動物たちの愛らしさが素晴らしい!!!!!
みんな可愛い。動物たちの捕獲シーンやカバン中に広がる世界とか最高!!!
そのへんのシーンは必見!!笑

ただ、本当にそれだけな映画だなという印象。
ニュートとジェイコブの人間性や関係も素敵だけどね。

以下、納得いかない部分列挙するので見たくないひとは見ないでほしいです。

人間、魔法使いが絡むストーリーの方は面白くないし、よくわからない。

ハリーポッターシリーズにありがちな、魔法省(マクーザ)の人間を無能で腹立たしい悪者に仕立て上げて、ラストはメインキャラ達のお世話になって敬意を示させて、チャンチャン。ハッピーエンド。雑だわ。飽きたわこの構成。

まず、ティナがマクーザをクビになった理由は冒頭から楽しみなネタの1つだったのに、煮え切らない。クリーデンスと恋愛したわけでもないのに。

クリーデンスにオブスキュラスの原因を探させ続けるグレイブスも無能すぎやしないか。
クリーデンスの周囲にいると推測したなら、疾患持ち確実なクリーデンス本人にやらせないでしょう。普通。

そのあと、実はグレイブスは○○でしたー!
ってなるけど、これ見るにあたってハリポタの復習とかしてないから「???」ってなってしまった。(これは自分が悪いのかもですが)

最後は忘却作用のある雨をニュート(と魔法動物)が降らせるけれど、ここもちょっと気になる。
建物の中にいる人、シャワーを浴びているノーマジも浴びていないノーマジも忘却しているような描写がある。だから雨が降った一帯は雨に当たらなくても忘却する。

そりゃそうだ。そうじゃなきゃ室内の人、雨宿りした人全員に魔法使いの存在が知られる。
それなのにジェイコブは雨に当たるまで、ペラい屋根の下しばらく何の影響も受けていない。大作ならこういう細かいところ気にして欲しい…

しかも最後、銀行の担保に何の卵与えとるねん。
ニュートが動物愛してるとは思えない描写!笑

あとおかしいわけじゃないけれど、個人的に思ったのはハリーポッターシリーズより数十年前の同じ世界の話の筈なのに、壊れた建物を直すシーンとか、ハリポタよりも皆が皆簡単にやってのけていて、強力な魔法使いだらけかよ、と。笑

評判が良く、期待値が高過ぎたかも。
トリ

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