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名探偵コナン 業火の向日葵のRenのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴッホの「ひまわり」という名画を中心に展開されるコナン映画です。
一番印象に残ったことは、美術作品への人の想いでした。
日本の展覧会でゴッホの絵を展示させるために絵に膨大な金額をかけた鈴木財閥のおじいさん、大衆に絵を見ていただくために火事に飛び込んで絵を救った東さん、そして絵を好きな人に見せてあげるために怪盗キッドに依頼をお願いしたおじいさんなど、その人々は作品に対する想いを込めてそれぞれ善悪の行動を取ってきました。
自分は絵画のために、命をかけて行動したり犯罪を犯したりできるような人ではないと思うので、美術作品に対する愛情を持って突拍子もない行動を取る人が実際に世の中にいるなぁと考えさせられ、ある意味で興味深いと思いました。

結論として、美術にまつわった謎の強盗事件、 チャランポランなセキュリティ対策、コナンくんの異常の推理力、博士の安定のクイズなどが組み入れられており、他のコナンの劇場版の映画並みのコナン映画と言ってもいいでしょう。私のような美術からほど遠い人でも鑑賞できると思います。
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