Mino

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のMinoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アバナシー何さらっと裏切っとんねん!!から始まり、クールな脱獄シーン。付き添いの偉い人を抱きしめるようにして突き落としたところがセクシーで良かった。

ナギニがアジア人キャストなことでまるっきりアジア人に向けられる差別を写している感じでみていてつらかった。法によって結婚できないジェイコブとクイニーしかり、可哀想な人が可哀想な目に遭ってるのが辛い描写
グリンデンバルドが見せた戦争の幻影もなんだけど今回も現実世界の直喩が映画の中に沢山ありました。女は花でしか描かれてない家系図酷すぎる。この辺りも現実世界への皮肉ですね
抑圧を受けてる人(クリーデンスとクイニー)が悪の道に行くのも悲しい

ワーッと集まった男女複数人がカップルを成立させることでずっと仲良くしようというノリがすごくローリング流な感じだよね〜
一方でダンブルドアとグリンデルバルドもロマンスの関係にあったんだろうなーと思いましたがそこはお察し下さい風なのは何故なのかな

追記。2回目
ニュートがパリに密航する時、ジェイコブと手を繋ぐシーンがすごく好きなんだけど、ニュートって かっこ良くてスマートな挨拶の為の握手、励ましの為のハグじゃなくて「危ないから手を繋ぐ」「他人の気持ちに寄り添うハグ」をするじゃないですか。これは典型的な例なら お母さん/母親になる事を望まれる人 に多用される描写かなとおもって。ニュートは自分で「ママだよ〜」と魔法動物に呼びかけるから 彼には母性があると言うのは簡単なのだが、主人公の男性の心優しい面を大きく見せる演出が良い。ある意味ニュートはすごく今どきの主人公像で、彼の優しい心がファンタビを観た子どもたち大人たちに刷り込まれていったらいいなーと思った。
思い出したらまた追記予定
Mino

Mino