いしすー

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のいしすーのレビュー・感想・評価

3.6
戦車とか出しちゃダメだろ!せっかくファンダジーの世界に浸ってたのに、一気にガン萎えしたわ。主張したいことがあるのは良いんだけど、それが直接的すぎるのは粋じゃないし品がない。薄皮一枚隔ててうまく表現するのがプロなんじゃないのか?ましてや魔法がテーマの作品なんだし。製作者のテクニックというマジックを見せてほしかった。そういうとこも含めて、今作は安易なとこが多かった気がする。序盤の忘却術のくだりとかナメてんのか?嫌な記憶しか消えないってなんだ、初めて聞いたぞ!後付けも良いとこじゃないか?あと、結局重要なストーリーのポイントはダンブルドアの兄弟が闇堕ちしたってことなのに、いたずらに登場人物とそれにまつわるシリアス展開増やして、結局なんだったんだ。引き延ばし感半端ないわ。それでもまあまあおもしろさを保ってるのは作者のJ.K.ローリングの手腕と製作陣の映像技術があるからに過ぎない。トータルの映画としては決して大満足とはいかない。このまま3作目までマンネリを引きずらないでくれー。
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