Ayumi

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のAyumiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映画館で字幕3回鑑賞!!

結局なんとなくモヤッとするところは多いんだけど、回数重ねるごとに理解できることは増えたし発見も多かったな。あまりにも説明がないから、やっぱり原作は欲しい。映画の情報量じゃ満足できない!


グリンデルバルドは、私的にはジョニーデップの方が好きだった。ジョニデってやっぱりカリスマ性があるというか、他の人にはない独特の魅力があるよね。マッツミケルセンも良いけど、グリンデルバルドらしさで言えばジョニデの方があったと思う。

マッツはあえてあの無感情な感じの話し方だったのかな。ミステリアスな感じとか、こちらに解釈を委ねる感じはさすがだなぁと思った。

そして3回目にして、マッツグリンデルバルドの魅力にハマり始めた…冒頭のアルバスとのシーンめちゃくちゃエロいやん…。2人の間のただならぬ雰囲気という意味ではジュードとマッツの方が良かったかも。



全体的に、そんなんでオッケー?!なシーン結構多かった。

血の誓いの仕組み、いまいちわからないし、あんな簡単に壊せるものなの…???ペンダントのチェーンに締め付けられる描写があったけど、ペンダント持っていない方のもう1人にはどういう害があるんだ?お互いを攻撃しようとしたのではなく、「ゲラートはクリーデンス殺すため、アルバスはクリーデンスを守るために杖を抜いたから血の誓いを破ったことにはならなかった」まではまだ分かるんだけどそれが血の誓いを壊すきっかけになるのは分からないな…。何があったら壊れるものなんだろう。

上記の疑問に関して、「3人が発した呪文で物理的に壊れたんじゃないか」という意見を聞いて、ちょっとなるほどとなりました。ただやっぱり、呪文で破壊できるんだったら簡単に壊せちゃうよね…?とは思う。詳細求むだな…。

次に、クリーデンスはアバーフォースの息子って……そんなのアリなのか…!年齢的にそれなら可能性あるって話は前作の後ファンの間で出てた気がするけど、そんな偶然あるか??リタがたまたますり替えた子がアバーフォースの息子だったなんて。

まあ、可能性はゼロじゃないからそれは置いておくとして、グリンデルバルドは最初からそれを分かっててクリーデンスに近づいたのかな…?1作目、最初はオブスキュリアルがクリーデンスだと気づいてないような素振りだったと思うんだけど、実は最初から分かってたのに分からないふりをしてたということか…?でも分かってたなら、最初からお前はダンブルドアって男に捨てられたんだって伝えれば良かったのでは…。(逆に知らなかったとしたら、どんな奇跡??たまたま標的にしたオブスキュリアルが、かつての恋人の親戚なんて偶然にしては都合良すぎよね)

そして、本当は甥なのに「弟だ」って言ったの、なんて中途半端な嘘…。甥じゃ攻撃する相手がアバーフォースになっちゃうから…?でも実際アバーフォースが息子と離れたのはアルバスのせいみたいなところがあるんだから、それを伝えれば怒りの矛先をアルバスにすることはできるよね。単純にグリンデルバルドの勘違い??そんなわけないか。

それから、最初アルバスが何でクリーデンスの出自に気付いたのかわからなかったんだけど、そこは数回見て解決。鏡のメッセージの送り主だって分かったことと、不死鳥が飛んできたことで、アバーフォースの息子だってアルバスの中で確定したのよね。

あのシーン、ミステリオのフェイク映像みたいな異空間(分かる人は分かる)で戦ってるけど、これは最初アルバスが発した謎の水滴みたいなのがその起点になってるのかな?FBシリーズってHPシリーズで見たことない謎の魔法が多すぎるんじゃ。

あとアクセント廚の私としては、アルバスとアバーフォースのアクセント違いすぎなのがとても気になったな…。生きてきた環境的にアクセントが変わったのはアルバスの方だろうなと思うから、そうなると元々アルバスもアバーフォースみたいなアクセントだったということになるよね。なんならアリアナも。私の思ってるアルバス、アリアナ像と違いすぎてだな…。アバーフォースの無骨な感じにあのアクセントはあってると思うけど、キャラごとに特徴的なアクセントを与えすぎるのは、またこれで問題が発生するよ…と思った。(もちろん、アバーフォースのアクセントが変わった可能性も全然あると思う)

アリアナがオブスキュリアルだったって完全に認めたのは、おおお〜という感じだった。本には明記されてないから。これが「ダンブルドアの秘密」の一つかな。タイトルのダンブルドアってアルバスだけじゃなくてダンブルドア一族だったんだね、って後から気付きました。ミスリードする良いタイトルで素晴らしい!

それから、クイニー改心するの早くない???!もっと闇落ち期間長めなのかと…。本当にあれは一瞬の気の迷いだったのね。がっつり闇に染まったクイニー見るのちょっと楽しみにしてたから少し残念。闇落ちクイニーと正義のティナのやり取りとか見てみたかったな…。

あの程度の忠誠心の部下をずっと近くに置いておくグリンデルバルド、結構ポンコツなのでは?と思ったんだけど、マッツのインタビューを見てちょっと納得。「”敵は近くに置いておく”のが正解」か。なるほどなるほど…。

にしても、クイニーあれだけ時間をかけて闇陣営に取り込んだのに割とあっさりサヨナラさせちゃったの、逆に不穏なのでは?という説あるよね…。というか、あんなにあっさり戻ってきてそのままなら、本当にグリンデルバルド詰めが甘すぎなのよ。

過去を正直にニュートに打ち明けて、「正す努力はできる。大事なのは努力」って励まされていたのなら、ハリーに対する告白よりもずいぶんと前にアルバスは救われてるんじゃないかというのも感じたな。過去をずっと抱えながら生きてきた人生だったんじゃないの…?ハリーポッターと繋げようとして、逆に矛盾が生じちゃうのは残念。

まあ、誰にどう励まされてもアルバスは自分の過去を完全に克服できるわけではないから、ハリーへの告白も意味があるのかな。今作のラストシーンのアルバスめちゃくちゃ寂しそうだったもんな…。

あと、FBシリーズって登場してすぐ退場多くない…???原作がないからそう思うのかな。ナギニは2作目で終わり??2作目のラスト一緒にホグワーツまで来てたよね……。クリーデンスも今作で終わりかな…?シリーズ通して大きな存在になるのかと思ったんだけど。あとアバナシーは?捨てられた?そこら辺ちゃんと回収してくれることを願う。(クリーデンスはエズラくんがやらかしちゃったから本当に今作で終わりかもしれないよね)

そして今作、ヒロイン不在過ぎ…。闇払い局の局長まで昇り詰めてるのすごいけど、それにしてもティナの扱い雑では…?クイニー闇落ちから戻ってくるまで、ティナとの絡みないの普通に不自然だしファンとして悲しいよ……。姉妹…姉妹を見せろ…。

最初のゲラアルのシーンは幻想?という疑問。精神世界的な何かなんじゃないかという、意見をいただいてなるほど…ってなった。けど…とは言え…なんかモヤっとするよね。

前作から、というか一作目から?どれぐらい時が経過してるのだろうと思ったけど、ユーラリーが「一年前ニュートと銀行で会った」ってジェイコブの説明をしててびっくり。それは流石に嘘よね?ジェイコブの店の店構えも変わってたし。

バンティ助手勤めるの8年目ってそんな長い関係だったん?!!っていうのもびっくり。前作から急に大人びたなぁという感じがしたんだけど、どういう変化かしら。チリンを運ぶ大役を任されたことに関して、「グリンデルバルドはバンティにあまり注目しないだろうとダンブルドアが踏んだから」って解説してる方がいてなるほど〜と思った。実際、グリンデルバルドの予知にバンティは一度も登場してないと。すごい!

今作、テディとピックの大活躍も大好き。3回目は、画角に収まってる限り2匹を目で追いかけてみた。中心にいなくても端の方で思いのほか動いてるから、複数回見る人にはオススメの見方です!特に好きなのは、
・最初の汽車のシーンで、ニュートの話に合わせてずっと動いてるピック
・フライパンの中にカラトリーかき集めてるテディ
・感動のシーンと思いきや、テディはコイン追いかけてるだけ
・馬のようにテディを乗り回すピック

シーンの移り変わりが考えられてる感あったのも良かったな。ケースの話から、バンティのケースのシーンへ。マンティコアからロブスターの映像へ。

ニュート、ケースが心配すぎなの流石だった。バンティにケース掴まれた後なかなか離そうとしないし、離した後もめちゃくちゃバンティのこと目で追ってる。ニュートがケースどうなってます?ってダンブルドアに聞くシーン、字幕が「例のあれは?」みたいになってるのちょっと違う気がするな。「例の」ではないよね。

冒頭のチリンのシーンも、ニュートがまさに水を得た魚でとても良いよね。ニュートのフィールドワークのシーン、エディの念願だったらしいし、ファンとしてもとても嬉しい。タイトルがファンタスティックビーストなのに、どんどんグリンデルバルド/ダンブルドア寄りの話になってるのなんだかな…と思ってたけど、魔法動物が中心の話で本当に良かった。

ユスフからリタの記憶消すくだり、何か意味があるのだろうか…?特に意味はない?
というか、ユスフの存在自体とても謎すぎてよく分かってないんだけども…。あのシーンのユスフの本心がめちゃくちゃ知りたい。クイニーが言ってることも嘘の可能性あるし…というか私は嘘だと思ってるのよね。

ユスフって元々「破れぬ誓い」を父親と結んでいたはずで、復讐できなければ死ぬ身だったわけじゃない?つまり、「コーバスを殺せなければユスフは死ぬ」んだから、コーバスが海に落ちた時点で誓いを達成できなかったことになって死ぬはずでは…?何かしらで復讐が達成されてるってこと?よく分からないけど、とにかく色々とても曖昧過ぎる気がするな…

5つのケースのシーン。ジェイコブが取ろうとしたケースに、アルバスが首を振ったのは、あえてそれが本物だとニュートに思わせて取らせるためだったのかなと思った。ニュートに本気でチリンを運んでるような動きをさせることが、大事だったのかなと。それで向こうを騙すこともできる。


ということで、全くまとまりのない感想になりました。今作で色々片付きすぎなのは、残りの2作ニュートとティナ中心の話にシフトするからということでよろしいかしら???でもやっぱり、ニワトコの杖がグリンデルバルドからアルバスの手に渡るのを描かないとは思えないし、対グリンデルバルドの戦いがメインにはなるのかなぁ…。

予想をしても仕方ないので、自作の公開を気長に待とう!



以下適当なメモ

ロジエール姉さんはafter youって言う役なのかな?前作にもあったから気になっちゃった笑

虫の灯りが消えると食べられる仕組み何??

テセウスとラリーの背中合わせ熱い。

ティナほっそ

「僕のハートは君のもの」なジェイコブいいやつすぎ。

I want to come homeって言っていたクリーデンスにアバーフォースがcome homeって言うの熱いな。

Forgive me.
Do you know what is like to be alone.
Some time you just know.
who would love you now?
Ayumi

Ayumi