ぽむぽむぜりー

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のぽむぽむぜりーのレビュー・感想・評価

3.5
2時間半と長時間の作品だが飽きることなく楽しめた。
今作もたくさんの魔法動物が出てき、ニュートと動物たちの絡みが美しく面白かった。
まぁただ物語に無理やり動物絡めようとしてる感は否めなかった。

また、飽きることはなかったが盛り上がりにかけたと感じた。特に盛り上がりや胸熱シーンはなくサラッと2時間半が終わったイメージ。

物語の進捗もあまりなく感じた。
クイニーの裏切りはなんだったのか?
ティナは何してるのか?
結局何も状況変わってなくない?という感想。
今作でダンブルドアとグリンデルバルドの重要な過去が明かされるが、その結果もいまいち腑に落ちなかった。

グリンデルバルドに関してはやはりジョニーデップが良かったというのが正直な感想。
マッツミケルセンの演技は素晴らしいが、落ち着いていて理性のまともな悪役ということもあって恐怖を感じなかった。
ハリポタシリーズのヴォルデモートは気に食わない奴は殺しまくる残虐さから各シーンでの緊迫感が感じられたが、今作は社会的な悪役なだけに緊張感が足りない。
ジョニーデップであれば何を仕出かすかわからない雰囲気が立ち振る舞いから感じられるのだがマッツミケルセンにはそれが感じられない。これは単純な役のミスマッチかなと思っている。


次回作もまだまだ続きそうなので、よりグリンデルバルドの恐ろしさと、ダンブルドアの偉大さが描かれることに期待。