※下の方に解説というか、考察あり。書き方がややこしすぎて、映画見ながらでないと理解できないと思います、すいません☺️
今作の名言
「男女関係の行き着く先は嫌悪か無関心しかない」
半端なく共感。
例外になれればいいのだけど（´-`）
「恋愛は最も危険。」
「世界を変えるから。」
もめっさ名言だった。
今作のラストを見て思い出したのは新海誠監督の『秒速5センチメートル』。
主人公はシャーロックホームズばりに、観察に基づいた推理が大得意で、バシバシ感情なりを当てていく。
でも、ラストだけは間違っていて、自分にめちゃくちゃ都合のいい解釈をしてしまう。「この人とは運命で結ばれるはずさ」的な方向の解釈。
だけど現実は違う。これが本当に男の単純且つ、楽観的な特性(別れた後も「あいつは俺の事が好きだ」といつまでも思ってるあれです。)を言い当てている気がして、めちゃくちゃ『秒速5センチメートル』的だよね。
あとあれだ新海誠関連で言えば『君の名は。』。あちらも彗星関連だよな。
『君の名は。』のラストはファンタジー。
に対して『コメット』のラストはリアリティ。
だよな、ほんと。『ブルーバレンタイン』とか『レボリューショナリー・ロード』に似てるよね。このリアルは。
ストーリーはややこしい。
というかパラレルワールドが大変。
今作で言う"パラレルワールド"とは、言ってしまえば『メメント』的な映画の作りのこと。決して別次元で、同時並行で起こってる話とかそういう意味ではない。と最初は思ったけど、２つの物語が並行してるのかも？？？
そうなると物語は多分、大きく分けて２つ。
・部屋で「遅刻する、しない」のやり取りをしている2人の結婚式前につながる話。
・ラストの主人公とは破局していて、エミー・ロッサムがジャックと結婚する前につながる話。
この２つ、というか出会いは同じで、どこかで分岐していて、やり直したパターンとやり直してないパターンの話が同時並行してるのかも。ところどころにあった「今日の君なんかおかしくない！？」みたいセリフは多分、並行してる話が入れ替わってるっていう演出なのかも。
そんでラスト"太陽２つをバックにキスをせまる"。
このラストは「観客が好きな方で解釈して良いですよ。」ってことなんじゃなかろうかね。
１つ目の話の流れで言えば"仲直りでチャンチャン"パターン。
２つ目の話の流れで言えば"キスを拒まれビンタ"パターン。
とかね。
もしこれが本当ならファンタジーもリアリティも兼ね備えてるめちゃくちゃ楽しい映画なのでは！？？
ただ、、、
パラレルワールドややこしす👶🏻
個人的には名言&上記で述べた男の特性がリアルで良かった。
そんで眼鏡エミー・ロッサムが可愛すぎたのでニジュウマル☺️
2017年1月12日 2度目の鑑賞
まず間違っていたことが１つ。
あの「遅れる、遅れない」のやりとりをしていたシーンは2人の結婚式では無くて、他人であるサラの結婚式であること。
ただ、あの場面が重要になっている可能性大であることも2度目の鑑賞でやっとわかった。
あの部屋での場面が2人の将来の関係性に大きく影響しているっぽい。
というのもあの場面のラストが分岐しているから。
あの列車のシーン(あのバックが宇宙っぽくなってるシーン)はデルとキンバリーがやり直すのを描いた場面なんだろう。
そのあとに来るのは、またサラの結婚式の前のシーンで、このシーンで➀プロポーズが成功したパターンと②失敗して振られたパターンが見せられているんだと思う。
「僕のことを愛してくれるから」っていうデルのセリフで➀から②の世界に移動してると思われ。音楽の使われ方や、キンバリーの表情からして。
とにかく2度目の鑑賞が面白いことに間違いはない。
「あれ？？？ここも２つの世界(プロポーズが成功した世界と失敗した世界)で描かれてるかも。」
とか、カメラの意図的な位置(さっき述べた分岐してると思われるシーン。手元が映ってない。)や同じシーンなのにさっきと辻褄が合わないところ(デルが画面の左で座って話しているシーン。48分頃&57分頃。キンバリーの位置も48分頃のシーンではデルの右側で、57分頃のシーンではデルの左の窓際と変わっている。)、不自然な場面のカット割り&会話の流れ(ベッドから起き上がるシーン:35分頃)など、あれやこれやと監督の意図を詮索できるからね〜。
結局デルが振られた方の世界では、デルはキンバリーのために変わることができなかったんだろう。
そんでデルのプロポーズが成功した世界では、デルはキンバリーのために変わることができました。と、そーいうお話なんじゃなかろうかね。
こうなると勝手に「お前もいい運命を描けるように変わるんだぞ！」という謎の力強いメッセージを受け取ることも可能ですね。
パラレルワールドたのしす☺️
