コメディアンのアンドレ・アレンはコメディ路線からシリアスへと路線変更した作品のプロモーションを行っている。
しかし周りが望むのはコメディであり、そのことを女性記者とインタビューを通じて話し合っていく。
実際のコメディアンでもあるクリス・ロックが半ば自虐的に演じているのだが、実際に起こりそうなリアルな会話劇が楽しめる。
業界の裏側事情もふんだんに盛り込んでおり、内幕劇として見れる。
ロックに親交のあるスターも本人役で出ており、コメディアンや黒人俳優が大量に出てきて真実味をもたらす。
コメディアンは特にそうで笑いの引き出しがある程度出揃うと、その後というものを思案せざるを得ない。
そこら辺を脚本が上手く汲み取っている。
ただし一般の人が楽しめるかといわれるとそうではなく、映画を何本も見てるような人が楽しめる会話劇となっている。