心が叫びたがってるんだ。のみみみのネタバレレビュー・内容・結末

父親が浮気相手とお城からでてくるシーンと主人公が結ばれない恋相手とお城からでていこうとするシーンの対比が個人的に好きだった。この解釈は違うかもしれませんが。
主人公が自分の思いをお城の中で必死に叫ぶシーンは好きです。叫ぶ内容は別として、タイトル通り、心の叫びを全部ぶつけてる感じがたまらなかったです。
テーマが失恋なだけあって、主人公に感情を置いてみていくと少し複雑な関係だなーと、それが高校生らしさがあるかと言われればそうは思わないですが中々面白かったです。
全員本当の思いをひた隠しにして生きていく様が自分にも分かる部分もあり見ててとても感動しました。
ミュージカルのシーン、母親が自分の娘に対してとった態度が最悪の方向へ向かっていってしまったことを自覚して後悔し涙を流す場面が1番心に来ました。
きっと大人になっても自分の心の叫びは伝えられないんじゃないかと思いました。
思ってることは言わないと伝わらない、分かってはいるけどなかなか難しいが故のもどかしさがつまっていて、とてもいい作品でした。