Leoooona20

エル・トポのLeoooona20のレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
4.2
タイトルの意味は土竜っていう意味で、初めの方にこのストーリーのテーマ教えてくれるから耐え。

今までみた映画の中で段違いでキリスト教色強すぎるし、サイコマジックもしてるからもうカオスなるけど、これ観るならサイコマジック観てからじゃないとキツいかも。まずそもそも初見での解読はほぼ不可能と言っても良いでしょう。簡単に言うと宗教とサイコマジックを西部劇に落とし込んだ映画じゃないでしょうか。ただ宗教的の方が強かった気がする。宗教の表現の仕方がこの人らしいと思う。サイコマジックというよりこの人の芸術表現の仕方かな。

キリスト教における 罪、救済、女性っていう概念の勉強をしないとスタート地点にも立てない気がする。流れは一貫してるし、面白いかった。最初に私は神だって言ってたけど、僕的には最後に彼は神になれたのかもしれないって思ったなぁ。
リアル5分に1回くらい気になるシーンあって、最近映画観ながらメモ取ってたけど映画館やと無理やんってなって途中から思考が付いていかんくなった。この映画をテーマに論文書ける位強烈な映画やったし、したいけど、それには莫大時間と体力を費やすのでまたいずれはって感じ。この人の作品京都のuplinkで続々と公開されていくから楽しみ〜。映画の見方にもよるけど、深く映画捉える人からしたら難解な映画の中でもまだ観やすい方かなと思う。
人とは何が正しいのか、どうしたらいいのか、それでも進むしかないのか。って主人公に沿うと表面上は思える。書いてたらどんどんいい映画やん感が増してきて点数上がった。僕みたいに雑食系で映画観て、考えるの好きな人は是非観たら良いのでは。
僕は知識がなさすぎたので、ついていけなかったけど他の人からしたらもっとおもろいかも〜

Rage against the machines あるよ(これはネタ)
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