エル・トポの作品情報・感想・評価

「エル・トポ」に投稿された感想・評価

メメ

メメの感想・評価

4.0
胸がざわついている。
普段意識していない"そこ"、言語化するには到底及ばない"そこ"、人間の本能とか本質みたいな部分に触られたような、そんな胸のざわつき。
なんなんだこの映画は!

神聖でもあり、醜悪でもあり、哲学的で、芸術的で、宗教的でもある。
顔を歪めてしまうようなシーンも多々あるが、かと思えばいきなりカッコよくて美しいカットが入ったりする。一体なんなんだ。

途中出てくるうさぎの死骸は本物のうさぎの死骸で、しかもホドロフスキーが自分で殺したらしい。(映画撮るためにもふもふの可愛いうさぎ殺したとか許さんぞホドロフスキー!)映画観てるだけでもひしひしと感じるが、この人の頭ぶっ飛び具合は半端ない。

ここ最近観た映画の中で一番強烈だった。こんな映画は今後もう二度と出てこないだろう。
あまり一般受けしないカルト映画と呼ばれるような映画がやっぱりわたしは好きらしい。ああ、頭に残った強烈なシーンが夢に出てきそうで嫌だな。

血みどろ不条理で、それでいて神秘的。
どこに感情を持っていけばいいのか、訳がわからなくなる映画。

中盤までは少年マンガみたいな砂漠の四天王との対決。そこから喜劇のようになって、ラストは神展開。

黒人奴隷や肥え太った権力者、フリーメイソンのようなモチーフは、アメリカへの風刺なのかな。

たった2時間なのに物凄く長い映画を観た気分。さすがカルト映画。
アレハンドロ・ホドロフスキーの作品を見るのは初めてで、開始5秒ぐらいで困惑した。
チャレンジする順番を間違えたかもしれない。

うっかり一部の終盤でうとうとしてしまい、起きたら急展開。ものの数分の間に、一体何が起きたの……。

考察とかチラ見するに奥深そうなので、HPが十分なときにまたリベンジしたい。
インパクトが強かったです。情熱で一気に撮ってる感じがとても良く、グロいシーンもそうですがラストが印象的ですよ。
突き抜けてる。
「お前は与えているつもりでも、 本当は奪っているんだ」
SUMIRE

SUMIREの感想・評価

-
大量のうさぎの死体が出てくるのですが。
監督自ら殺した…という記事を読んで驚きました…。
ホドロフスキーの初期の映画は本当に突き抜けていて、内容は面白いんだけど。
動物虐待だけはやめてほしい。
お湯

お湯の感想・評価

4.0
何となくタブーと感じるシーンがごく当たり前に映し出されて、呆気なく終わる。そこに惹かれた。
Hikaru

Hikaruの感想・評価

3.3
正直いうと、キリスト教ではない。聖書の福音というよりも、諸教会の成り立ちというかそんな帰結。彼ら自身に霊的なものを感じれないけども、葛藤していく流れは歴史の信仰者の姿を投影できなくはない。処女作としては、エネルギーが青春の感じ。
taka181

taka181の感想・評価

3.9
やたら走り回る豚や兎なども手伝って若干オフビートな西部劇風タイマン旅を楽しむ前半と、謎にヒューマニズム感じさせだした後半。そんで最後は狂い咲きサンダーロード。ちょっと香港カンフー映画も感じたり。総じて全然わけわからないけど、なんか好きです。
shalanla

shalanlaの感想・評価

3.0
とても芸術的。
こんな作品、この監督にしか撮れない。

一つ一つが画になっていて
まるで絵画を観ているような作品。

内容はきちんとあるんだけど
なんでこんなに難解にしてるのか?と。

観る人を試しているのかな?
挑戦的にも思える。


最後は切ない。
聖書を彷彿させる話。
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