きょ

ピエロがお前を嘲笑うのきょのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
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@tjoy 博多

ハッカー達が有名になりたい!ってエゴにかられたお話。

全体的にドラッキーな感じとか、ヤバくなったらとりあえず女呼んでクスリしようぜ〜★のテンションをオシャレにやってのけるのは流石なにやってもおしゃれな国ドイツ感。はじめてドイツ映画見る人にとってはこのオシャレ感すらカルチャーショックじゃないのかな?って思う。

ベンヤミンの空気人間の過去から、とにかく「人に自分を認めてもらいたい」という欲望が強いのは大人しくて小柄なベンヤミンからビンビンに伝わってきて、他の人物もキャラがはっきりしてて楽しかった。

自分がプログラムの勉強してるので知ってるハッキング手口がネットの裏社会を地下鉄風にして上手に表されてて、もう一回またネットの裏社会の子劇を見たくなる。

「あなたはこの映画にしかけられたトリックを絶対見破れない」みたいなキャッチコピーがつけられてたから、見ながら次はこうなるだろ!っていうのを考えながら見てたんですけどなに一つ当たらず…最後の物語時代が180°変わった!って思ったらまた180°回っちゃうあの感じ完璧に騙された。よくこの手の映画にオチが微妙すぎて最後の最後で脱落してしまうのをよく見ますが、この映画は気持ちよく騙されちゃうので本当にお手上げ。

ハリウッドでのリメイクも楽しみだけど、この根暗でもオシャレでイケてる感じを出すのはドイツの持ち味で、原作超えする事はないだろうな〜
きょ

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