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ピエロがお前を嘲笑うのfmofmojimoのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
4.2
シーンは「whoami」と名乗る青年ベンヤミンがユーロポールのサイバー捜査官のハンネに自供するところから始まる。
現実社会では誰からも見向きもされない「透明人間」であるベンヤミンだが、スーパーヒーローにあこがれを持っていた。ある時彼は自分にも特別な「力」があることに気づく。それは現実世界ではなく、ウェブ上で発揮される。彼はハッキングの天才だった。
偶然出会ったクラッカーの仲間たちと、「CLAY」(Clown Laugh At You)と名乗り社会問題を扱っていたずら程度のクラッキングをする彼らを、世間は現代のロビンフッドと祭り上げ人気を得る。しかし、彼らが憧れるダークウェブ界のヒーローのMRXからは見向きもしてもらえず、不満が募った彼らはもっと大きな山を狙おうと決める。

ウェブについての知識は全然ないが、ダークウェブ界での会話を電車の車内で擬態化したり、説明も複雑さを省いて簡単にしてくれているため、わかりやすくて頭を使わずにはらはらできる。

はじめ信じていたものも、だんだんと疑わしくなっていって、どんどんひきこまれる。

最後のほうの車のシーンで背景にシルエットが映っている気がするのだけれど、見間違いなのか、気になる。
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