大学をクビ同然になった研究員ピエトロは、同じく大学から追い出された研究者の盟友を集めて「研究者ギャング団」を結成!言葉の響きにはなんともいえないロマンがたっぷり詰まっている(と私は思う)が、実際にやっていることはそうでもない(笑)
彼らはそれぞれの知識を総動員して合法的なスマートドラッグの製造、販売をするのだけど、決して首尾が良いわけでもなければ、仲間の絆がどんどん深まりサイコーのギャング団に……みたいなことでもない。ただ見よう見真似で麻薬密売の世界に飛び込み、あたふたしながら一攫千金を目指す。そして最後は警察に正体を見破られ、ピエトロはムショの中へ。というところでシーズン一作目は幕引き。
自分はあくまでも研究者だから麻薬密売なんて「いつだってやめられる」(と言いつつ今すぐやめてと言われても首を縦には振れない)。この煮えきらなさがなんともブラックで癖になる!
何よりエドアルド・レオの演技がめちゃくちゃ好きになってしまった。ヘタレだけどかっこいい、最低だけど応援したくなる。ズィンニのもつ言葉にできない魅力は彼の表情、声色、身振りがあってこそだな〜と。推していきます。