ここに泉ありのpapandaのレビュー・感想・評価

16㍉フィルム上映での鑑賞。戦後すぐからの数年間の話だが、その当時に撮られた映画の同時代性は、映画を包む香りのように感じた。大人達の体型とか子供達の顔つきとか、現代人とは全く違っている。時代性だろう。列車が客で溢れ屋根や窓にしがみつく人達、当時は普通の光景だったのだろう。生の音楽に接することが滅多になかった当時の辺鄙なところの人達が巡回演奏で音楽を聴く喜びは、今とは音楽はやっぱり素晴らしい。比べようもないだろう。子供達の笑顔、ハンセン病の人達の涙、