ここに泉ありの作品情報・感想・評価・動画配信

「ここに泉あり」に投稿された感想・評価

この前配信された独立プロダクション作品は全部鑑賞
高崎市民に美しい音楽を、という理念から交響楽団が結成されるも後ろ盾もなく財政は厳しい。
この片田舎で自分の技術レベルと生活の維持が難しい。
極めつけは有名交響楽団との合同演奏会で差を見せつけられるわ、結婚し子育てもあるわ…
生活苦から楽器を手放すもの、高崎を出て行く者も後を絶たず
楽団で紅一点のかの子のお産の後、めっきり出て来なくなったから亡くなったのかと思った。
それに加えて目の不調を訴えて…の下りから目くらになるのかと思いきや特に説明もなく以前と同様にピアノ弾いてるし…
応援の声もあるも、背に腹は代えられず解散が決定
最後の公演の和やかな雰囲気は最初の動物園みたいな演奏会とは全く違ってた。
ここの子供たちが田舎にいる限り二度と聴く事ないかもしれない交響曲、生演奏は感慨深いものがあった。
演奏シーンもしっかりめに聴かせてくれて良いんだけど内容がシンプルだからこれいるか?ってシーンが多くて長く感じた。
いい話ではあるんだけどなぁ…
音楽で食っていけるのは一握り、好きなことをを続けることの方が大変
高崎で、無料上映をやっていたので。地方にも音楽を!という気概で動く井田さんと、素人音楽だと言われ楽隊を首になってからも影で支え続けるパーマ屋のご主人が素敵だったなあ。地方に巡回した際に地元の小学生からもらった、小さな花束をみんなで分けてポケットに入れて、みんなで満ち足りた気分を共有しながら歌うシーン、朗らかでよかった〜
よる

よるの感想・評価

4.0
戦後、群響の草創期を描いた映画。電気館でやると知って、観ておかなければと思って行ってみた。

とはいえ、60年以上も前の白黒映画、2時間半もあるし、冗長で疲れるのだろうなと覚悟していた。

結論から言うと、まったく退屈することなく楽しめた。音楽シーンをかなりじっくり見せてくれてうれしかった。

山田耕作が本人役で出てくるなんて知らなくてびっくりした。さすがの貫禄。

どれくらい史実に基づいているのか調べなくては。
子供の頃、母親が群響は凄い楽団なんだって熱っぽく語っていたのを思い出した。当時はよく分からず話を聞いていた。この映画を見てホントに群響って凄いんだなって思った。何が凄いって、お金にならない、生活が成り立たない、そして先が見えない、そんな中でもやり続けた執念が凄い。右葉曲線ありながらも、続けた結果が全国でも屈指の楽団を作り出した。なぜ彼らがやり続けることができたのか?それは根底に「愛」があったからだと思う。音楽に対しての愛。心底、音楽が好きだという思いがあったからこそ続けることが出来たのではないかと思う。だから、好きな事を追求することって人生ではすごく大切なんだなあって感じた作品。

それから、ハンセン病の保養施設と思われる場所を訪れ演奏するシーン。静かな大喝采がとても良かった。撮影当時でさえ偏見や差別が色濃く残っていたであろうと思われる中であのシーンを残したということはとても意味があることだと思った。
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

2.5
今井正監督のメリハリ効いた演出がクライマックスを盛り上げるのだが、その反面、序盤から中盤が自分にはあまり面白くなかった。
あまり尺のことは言いたくないが、この内容で2時間半はちょっとキツい😅
冗長な感じ。

物語は、終戦直後に群馬県高崎市で市民フィルハーモニーを、人々に美しい音楽を与えようとする一団がいた。しかし、楽団員の生活も成り立たない貧困生活となり、肝心の楽器
楽団唯一女性のピアニスト(岸恵子)は眼の不調を訴えるが、その件はウヤムヤ……(笑)
三井弘次は相変わらずイイ味だした存在感あり。

クライマックスの盛り上がり、人々へ楽曲を届けるという行動の美しさが受けて、1955年日本映画のキネマ旬報第5位になったのだろうか…?

<映倫No.687>
KOG

KOGの感想・評価

3.9
年末年始の特別番組として群馬テレビで放送されたので鑑賞。

戦後、高崎の市民オーケストラが群馬交響楽団へ発展していく草創期を描く。
食べていくのがやっとな時代に、地方で市民オーケストラを立ち上げた、というところがすごい!

予算が枯渇し、団員の給料がまともに支払えない、もらえないところに団員同士が争う場面はリアリティがあった。
何度も解散の危機があったがそれを救ったのが
山間部の学校の子どもたちだった。子どもたちの前で演奏した後の小林桂樹の感想(つぶやき)がなんとも感慨深い。
poooh3

poooh3の感想・評価

3.5
フィクションではなく、本当にこうしてた人達がいたことに敬意を表します。
そして今も続いていることに。
地方の文化も捨てたもんじゃない。
もちろん今は楽器を担いで歩いていくことはないでしょうが。
もう何年も前に見たから細かい内容は忘れてしまったけど、楽しくて大好きな映画だった
小林桂樹の良さも初めて知った
べらし

べらしの感想・評価

3.7
みんな共産党の啓蒙思想が鼻につくとかジェンダー観が古いとか、さすがに群馬県への差別だとか言うなよ
音楽を合奏する愉しみがワンシーンでも描けていれば音楽映画としては成功なんだから
高崎電気館で定期的に開かれる無料上映会で鑑賞。

開始前にスタッフさんから「古いフィルムでの上映のため、切れたりトラブルの可能性あり、ご了承ください」の地声アナウンス。

七人の侍でお馴染みの加東大介さんがいい味(ブルーリボン賞)
山田耕筰がセリフ有りの出演。門外漢の特別出演にありがちな棒読みではなく、とても映画に合った演技に驚き。

大満足。国立映画アーカイブさん、壊れる前になんとかデジタル保存をお願いします。
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