アクション俳優スコット・アドキンスが甲賀流忍術を会得したアメリカ人忍者を演じたシリーズの第2弾。
復讐のために立ち上がり、単身で凶悪な一味に挑む主人公の姿を描いたアクション映画。
共演は日本でもお馴染みのケイン・コスギ。
当時話題になったアベンジャーズに乗っかったと思われる全然関係ない邦題がついていますが、「NINJA」の正式な続編です。
前作を非常に楽しんで観ていた私としては冒頭から衝撃の展開でした。
ストーリーは前作に比べると暗くなった印象。その分、復讐というテーマ一本に絞っていて見やすくなっています。
確実な証拠も無いのに復讐に立ち上がる主人公の猪突猛進ぶりについていけない感じですが、終盤やっぱりね的な展開に納得。
前作に比べると話のテンポが良くないと感じます。前半はちょっと退屈でした。
忍者設定も前半は殆ど関係無く、1時間を過ぎたあたりからやっと忍者してきますw
アクションシーンは相変わらずの安定感でスピード感溢れるアクションが展開され迫力に痺れます。
残念なのは前作はヘンテコながらも頑張ってる感じがして許せた日本感が、今作は緩くなった感じ。
ちゃんと日本のお金とか使うとか細かい部分はこだわっているものの、日本が舞台とは言ってるもののタイかどっかのアジア人街で撮影した感じがもろばれです。
外国の方は気にならないでしょうが、やっぱり日本人からみると異質な雰囲気でちょっと興をそがれます。
前作に続き主役のスコット・アドキンスさんは違和感はあるものの日本語を頑張っていて素晴らしい。
共演のケイン・コスギさんも胡散臭い役を好演してましたし、アクションシーンは流石と言った所です。
前作に比べるとちょっと落ちたかなと思いますが、概ね満足して楽しめたアクション映画でした。
