JTKの映画メモ

ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

4.0
クリストファー・リーはもとよりヴァンパイア映画が好きで好きでトワイライトシリーズですら楽しめてしまう自分としてはここ数年の豊作ぶり(オンリー・ラヴァーズ・レフトアライヴを筆頭に、僕のエリ、モールス、美しき獣、ビザンチウムetc.)は嬉しい限り。
なんやらイラン人の監督がロスアンゼルスで撮ったらしいモノクロ映像は妙に艶めかしく出演してる中東の人々のエキゾチックなルックスと相まってゾクゾクするほど美しい。寡黙と言っていいほどの極力説明を配した脚本も逆に潔く昨今の(先週観たDearダニーみたいな)饒舌すぎてクソ面白くもない映画と比べたら謎めいたその世界観を確立するのに成功している。音楽も最近のヴァンパイア映画にありがちな深くリバーブのかかったギターのジャーーンって感じなんだけどこれまた雰囲気あって良し。
美形のヴァンパイア少女と美形の青年との恋の行方はいかに。
とてもとても良かった。(^ ^)