JM

日本のいちばん長い日のJMのネタバレレビュー・内容・結末

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

当時の日本軍としては何があろうと負ける訳にはいかない負けたくない意地やプライドがある事は良く分かる。今の日本なら、さっさと白旗上げたら?と言う意見もひょっとしたら多いかも知れないが、戦時中の国体護持の強い思いや大和魂は確りと現代日本にも受け継がれていると思いたいし思ってる。

役者陣の演技が素晴らしく見入ってしまう。役所広司も松坂桃李もいい役者さんですね。モックンは相変わらずかっこいい。

連合国から出されたポツダム宣言に対し、徹底抗戦!一億玉砕!と息巻く軍部に対し鈴木内閣はポツダム宣言を受け入れたい。双方譲らない議論を重ねている間に原爆が投下されてしまった。無条件降伏を易易と受け入れようとするならば、本土決戦やむなしの軍部の徹底的な反抗にあい、内閣の人物は暗殺の対象になるであろうことも予測できる中でのギリギリの調整。もっと早くにポツダム宣言を受諾していれば原爆投下は防げたという見方もあるようだが、ポツダム宣言が出される前から原爆投下の指示は既に出されていたと言う話もあるようだ。

歴史なんてあまり勉強してなかったお陰で、聞いたことある程度にしか知らなかった二・二六事件や宮城事件の詳細が知る事が出来たのは良かったし面白かった。

日本国の歴史を知る為沢山の日本人に見て欲しいと思う本作でした。
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