このレビューはネタバレを含みます
終戦に至るまでこんなことがあったなんて知らなかった。
映画見終わった後にウィキペディアで色々調べて、なるほどと思える映画。
教科書に乗らない未遂に終わったクーデター(宮城事件)だけど、
近衛師団長が拳銃と刀で殺害され、実行犯は拳銃自殺…
今では考えられないくらい血生臭い。
軍人の狂気だけで片付けていけない気がする。
松坂桃李はやっぱり狂気の演技うまい。
役所広司扮する阿南大臣、実際はどんな人だったのか…
陸軍の暴走を止めるためにいろんなものを一人でしょいこんで割腹自殺…
男としてはカッコいいと思わざるを得ない。
「人生最後、とびっきりの貧乏クジをひきましたよ笑」
終戦間際に陸軍大臣に任命されなければ、死ぬこともなかったろうに…
阿南大臣だったから、クーデターが最小限で収まったところもあるのかもしれない。
死んでほしくなかった。