るーと

日本のいちばん長い日のるーとのネタバレレビュー・内容・結末

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの映画として、8/15も近いので鑑賞。
各組織の長としての対外的な立場と、組織を率いる対内的な立場と、それから個人の信念と。いつの時代もここに頭を悩ませ続けるのだろう。

今の日本があるのは、大局を見失わずに賢明な判断をした人たちがいたから。後から人はどうとでも言えるが、その時点で判断を下すことの苦悩は想像を絶する。
後半生を自分の名誉の保護にすがったナポレオンと東条を重ね合わせた天皇の叱責は感じ入るものがあった。

感情が先行してしまい、論理で動かない世界があって、権威、鶴の一声が大切なのは、今の社会も同じだ。ここがこう言ったらこう動くから、それを言わせるためにどう根回すか、といった話。
るーと

るーと