このレビューはネタバレを含みます
予告とか見ずに予備知識ほぼなく河瀬直美監督作品ってのと、あんこの話だって何かで見たことある情報だけの予備知識だったので、まあ、感動はするけど樹木希林がどら焼きだかあんこだか作るほのぼのした映画なんだろうと思ったら、全然違った。
でも、物凄くよかった。
完全なメインテーマとははいえないものの日本のハンセン病問題に関するトピックを大きく含んでおり、差別や人権についても考えさせられる。
昔に比べたら限りなく人権が保証される世の中になったわけだけど、その裏というかそうなるまでの歴史には多くの悲劇的な過去があるなあと。
実際今も差別や人権侵害は、完全には無くなってないわけだし。
無癩病県運動等々詳しく調てみたくなった。
主要な登場人物として3人のキャラクターがいるのだけれどその3人の描き方も素晴らしい。
生きるってなんだろう。感動するし色々考えさせる。
オススメ。
もうすぐ春だなー。