教育的目的で、何度も観た。
観る度にいろんな視点から観るようになった。
ハンセン病に関する知識のなさが、どれほどの方々を苦しめてきたのだろう。もちろん、わたしもその一人。
まずは知ること。それも正しく知ること。
その後ハンセン病に関するフォーラムに足を運んだり、昔の記事を読んだりして、この問題は終わってはいないと強く感じた。
あらゆる差別が、他人事と考えることから発生してるなと思った。
奥さんの言う世間てなに？あんた自身、わたしたちのことでしょ。と思う。
河瀬監督が苦手な方にも、絶賛おすすめできる。
原作はもちろん素晴らしいけれど、映像の饒舌さは、別の視点を与えてくれる。
特に、餡づくりの工程は愛に溢れていて、そばで体験しているような、豊かな気持ちになる。
丁寧な所作から、自分の祖母が豆選びからして作った餡と、スーパーで安く買える既製品の餡の味の違いを思い出した。
徳江さんの餡、食べてみたい。
そして焼きたてのどら焼きの香りもたまらん！！(脳内分泌)
素晴らしい映像は、多感な子どもたちに、原作を読む時間がつくれない大人たちに、いろんな記憶や興味を掻き立ててくれるはず！おすすめです！！
