公開時、2015年に映画館で鑑賞。
再鑑賞しました。
細田守監督作品の中で一番好きな作品です。
「サマーウォーズ」「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」良いアニメ作品だし、世界観も好きなんだけど感情を何処に置くか悩む。
10代にに観たら忘れられない作品なんだろうなと思いつつ、一歩引いて観てました。
「バケモノの子」は、心地よく熊鉄に振り回される。役所広司さんの声がぴったりで、不器用でガサツ、けど暖かいキャラが最高でした。
熊鉄と九太の関係性に重点を置いて感情移入すると、泣けます。また泣きました。
師弟あり、仮初の親子であり、互いに真似をし、学び、成長する。そして、反発もするけど想い合う。
これが教育だよね。愛だよね。
やはり何より、映像が美しい。最後はきっちり収まりの良い場所に物語の終着点を置いてくれるのも、細田守監督作品ならではなんでしょうか。
「竜とそばかすの姫」は、どんな場所に連れて行ってくれるか楽しみ。