最初から展開が早いし、だれる部分もなくて飽きない。
熊徹の粗暴で不器用な感じ、実際にいたら結構苦手だな〜という感じだけど、後半はボロ泣き。実は情に厚い熊徹、好きだよ。。。
やけに良い声…と思ったら役所広司さんだった。
「人間が胸に闇を抱えていずれ大変な事件を起こす」とされているところや渋谷の雑多な描写がリアルで、心が冷たくなる。
反して、バケモノたちが住む渋天街がとても華やかで平和に感じる。
何気に二郎丸が単純で優しくて好き。
あと、百秋坊の安心感が半端ない。
人間の世界と渋天街を、九太のように行き来できたらなあ。
子供時代の蓮の引っ越し荷物にも「白クジラ」というタイトルの本があり、ラストで勉強してる蓮のカレンダーもクジラ。言うまでもないけれど図書館の本も、一郎丸の具現化した姿もクジラ。
謎のクジラ推しは何だろう。
姿が見えなくなってからも側で勇気づけてくれたり支えてくれる存在がいる九太の、その後も見てみたい。