このレビューはネタバレを含みます
3人のうち、事件の犯人は誰でもない、という予想は外れました。愛する人を信じられなかった自分への怒り、と解釈した。田中は世の中に怒っていたのだろうか。愛子の涙は、田代を信じてあげられなかったせいで、失踪したと自分を責めての涙だろうか。偶然にも愛する人が殺人犯に似ていたから、相手を信じられなかった、というのは愛子と父と優馬で、泉とたつやが田中へ抱いていた気持ちより大きい思いを持った人々が、自分に怒りを感じたんだと思う。田中は善人のふりをして、沖縄の人々に受け入れられて、たつやの味方になるって言った。たつやも泉も、簡単に人を信じすぎたのか?たつやは泉を助けられなかったこと、信じた大人が本当は嘘だったことに怒り、田中を殺してしまったということか。