このレビューはネタバレを含みます
演技力と存在感がピカイチの俳優陣しか出演していません。
本当のちょい役にも池脇千鶴、高畑充希などなどが出演し、隙がありません。
重厚感は俳優陣の演技力と音楽から出ていると思います。
特に宮崎あおいちゃん、渡辺謙さん、妻夫木聡さんの演技は圧巻。まさにその人として自然だったし、感情が溢れ出し引き込まれるものがありました。
見た後は、正しく?(語弊があるかもですが)人や自分、物事を信じることの難しさを実感します。
そして、様々な怒りが散りばめられています。
親に対する怒り
社会に対する怒り
自分への怒り
怒りの感情は大小はあっても日常茶飯事、其処彼処で起きていて。それをどう昇華していくのかが大切なんだと思います。
良い方向にいくのと悪い方向に行くのは背中合わせで。どちらに転ぶかは
自分を信じてあげることができるか
周りを信じることができるか
周りが信じてくれるか
が大切なんだろうと思いました。
ちなみに、広瀬すずちゃんのレイプシーンが生々し過ぎて、本当に怒りと不快感しかわきません。女性は観てるのが辛いと思います。
また、唯一、ニュースシーンだけが俳優陣の演技が素晴らしすぎる分、浮いて作り物っぽく少し軽く見えてしまった点が残念です。