榎木津

怒りの榎木津のレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
3.6
怒りの矛先は、いつも弱者へ。綾野剛、松山ケンイチ、森山未來という日本三大一重を揃えた時点でも素晴らしいのに、他の役者も濃い。広瀬すずもお飾りではない。さらにこの手の映画の中では抜群に映像と音楽が美しい。ただ豪華すぎて、それぞれの深掘りが足りなく感じたのは贅沢か。信じること、を考えさせる映画ではあるけれど、誰に感情移入できるかで評価は違うだろう。このキャストだし話題性も高いので、おそらくヒットするのであろうけれど、個人的には『悪人』のほうが良かった。
榎木津

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