このレビューはネタバレを含みます
題名の通り、怒りをテーマにした作品。
人の怒りには色んな種類があって、それを豪華な役者陣が表現する。
愛する人を信じきることができなかった怒り
信じてしまったことへの怒り
何もできなかった自分への怒り
犯人への怒り
個人的には妻夫木くんの悲しい怒りが心に残った
愛する人を信じきることができなかった怒り
病気に気付けなかった自分への怒り
だけど、なおとはきっと、幸せだったんだろうなって。
やっと自分は希望とか、未来とかが見えない暗い映画は苦手だということに気づいた
きっといずみちゃんはこの怒りを糧に強く生きていくだろうし、
妻夫木くんもいつか立ち直る。
愛子ちゃんと田代くんには苦しくても幸せな日々が待ち受けてる
だからこれはただの悲しい映画じゃない
ずっと続いてく人生の、ある一箇所の、強い感情に纏わる物語を切り取った映画だ