怒りのHIDEKIのネタバレレビュー・内容・結末

正直こんなに好きな映画はない。
まずストーリーが面白い、ひとつの殺人事件を軸に3人のストーリーがあり、それぞれが犯人に見えるような設定で進んでいく、そして最後の最後まで犯人が誰かとわからないまま進んでいき、最後は衝撃の結末。
全く別の街の知らない3人がひとつの事件で周りの人間が翻弄されていくところや、どんどん犯人に迫っていくあたりはとてもスリリングでハラハラした。
物語冒頭の絵からは想像も出来ないような内容でとても面白かった。
何度見ても飽きないし役者さん達がスペシャリストしかいないので白熱した演技は本当に胸に来る。人を信じる事の難しさや、人生において起こるであろう裏切りに、怒りを覚える時もあるがこの映画ではとても深く描かれていて、見終わったあとスッキリなどなく、悲しさや寂しさが残る……とても後味が悪くそれが心地良くて今まで見たことの無い大好きな映画になりました。